今日は、自転車のヘルメットについて話します。
その理由は、君たちにヘルメットを着用してほしいからです。
まず、「大分県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」でも全ての自転車運転者のヘルメット着用が義務付けられています。そして、本校では、自転車で登校する際にヘルメットを着用することを義務付けています。
その根拠は基本的には一つです。ヘルメットが君たちの生命を守るからです。
2018年~2022年の5年間の自転車運転中の死者は約2000名。1年では、約400名ということになります。そして、そのうちの約55%は頭部損傷が死因です。一方、そのうち96%は、ヘルメットを着用していませんでした。
そして、ヘルメットを着用すると、死なない確率が1/4になる。
これらを総合すると、当然、ヘルメットを着用すべきという結論になるとは思いますが、それでも着用していない人もいる。
二つ目に考えてほしいのは、もし将来君たちに子どもができた時に、そして、小中高生になった時に、どう指導するか?ということです。
もし、自分の子どもには着用させたいという気持ちになるのなら、その理由を考えてみてください。
三つめは、常識は変わるということです。
今では当たり前の、原付バイクのヘルメット義務化は1986年、今から36年前です。また、シートベルトの着用義務化は、2008年、今から14年前です。
時代は変わります。常識も変わります。
ひょっとしたら、ヘルメットは暑くてダサくて面倒くさいのかもしれませんが、原付バイクのヘルメットでもシートベルトでも最初は抵抗があるものです。
今、説明したようにヘルメットで、自転車事故に遭って、頭を打ってもヘルメットを被っていたら死なない確率が1/4になる、生きる確率が4倍になります。
事故は一瞬のことです。後悔先に立たず。
この後悔とは何ですか。思いもしなかったことを防ぐことができなかったという悔いですか。分かっていたのに、事実なのに、論理的に明解であったのにそれをしなかった時の後悔が後悔先に立たずなのです。
君たちには、ぜひ、知性的に生きてもらいたい。知性的に生きるとは、論理を事実を大事にするということです。
何よりも大事なのは、生命です。ぜひ、ヘルメットを着用してください。
今日はもうひとつ。地球温暖化対策教育について、大変遅ればせながら、本校でも地球温暖化対策教育を始めます。具体的には、Teamsで確認してください。