令和5年度 校長室より⑧

本を読もう! ~図書館のススメ~

 昨年度、大分県の高校1年生を対象にした読書習慣に関する調査の結果が出ています。それによると、1か月間、まったく本を読まない高校生の割合は36%で、増加傾向にあるようです。また、学校図書館の利用についても、全く利用していない生徒が60%にのぼっています。さらに、新聞を読まない生徒は、70%を超え、5年前と比べても10%以上増加しているそうです。電子書籍を読む生徒は14%と数値的には多くありませんが、昨年に比べれば増加しています。
 一方で、本を読むことを楽しいと思う・少しそう思うと肯定的に回答した生徒は73%にのぼり、読書の魅力については理解していることがうかがえます。
 こうした傾向は、本校の生徒にも言えることで、読書の意義は理解しているものの、実際に図書館に足を運んで本を読む生徒は減少傾向にあります。そこで、今回は、本校の図書館を紹介します。
〇主任司書の志賀祐子先生 〇整えられた閲覧スペース 〇志賀先生手作りの「北原白秋の詩」
〇三重農業高校同窓会からの寄贈図書 〇今月の新着図書コーナー 〇職員・生徒からの寄贈図書
〇小論文に使える充実した新書コーナー 〇黄色い本を集めてみました 〇芸術的な新聞広告を集めてみました
 今年度は、各教科の授業や課題研究、総合的な探究の時間等で積極的に図書館を活用しようと考えています。本を読むと、いつしか語彙が増え、思考力がアップします。本を読むことで価値観が揺さぶられ、新しい自分を生み出すこともできます。三重総の生徒諸君、図書館に足を運び、ぜひ本を手に取って開いてみてください。自分を変える本と出会えます。