令和5年度 校長室より⑤

「美しくあれ、若みどり」~校歌に込められた思い~

                              

 本校の校歌は、日本を代表するシンガーソングライターとして紹介される小椋佳氏の作詞作曲によります。そのメロディーは柔らかく、歌詞は抒情的です。こうした校歌は、最近ではあまり珍しくありませんが、18年前の開校当時は、話題になったと思われます。また、「美しくあれ、若みどり」という、読点を含む曲名が付されており、校歌というよりは、テーマソングとか応援歌というほうが適切な気もします。
 さて、この校歌の歌詞を見ると、豊後大野の豊かな自然にはぐまれる瑞々しい若葉に子どもたちの姿を重ね、今は柔らかく弱い存在でも、希望を胸に抱いて逞しく育ってほしいという願いを感じるものとなっています。
 特に、最後に繰り返される「世界を創る逞しさを 世界を彩る美しさを」というフレーズからは、現代社会が抱える様々な課題にも果敢に挑戦し、自分たちの手で美しい世界を創造してもらいたいというメッセージが聞こえてきます。
 コロナ禍でなかなか声を出して歌うことができませんでしたが、今年は、いろんな場面で校歌を斉唱し、生徒とともに味わっていきたいと思います。