令和5年度 校長室より②

令和5年度 1学期始業式 校長式辞
 4月10日(月)、いよいよ新学期が始まりました。この春に新しくお迎えした23名の先生方を紹介し、その後、始業式を行いました。
 一年の始まりにあたって、2・3年生の生徒に次のような話をしました。
「今日は1学期の始業式であると同時に、令和5年度という年度のスタートの日です。新しい一年を始めるにあたって、二つのことをお話しします。
 一つは、一年後の自分を見据え、明確な目標を設定してもらいたいということです。3年生は、いよいよ進路決定の年となりました。2年生は中核学年として、学校の様々な活動の中心を担わなければなりません。それを踏まえて、一年後にどんな自分になっていたいのか、どんなことができるようになっていたいのか、そのイメージを具体的に描いて、目標を設定してください。そして、その目標を達成するために、今日何をしなければならないのか、明日何をするのか、早速行動を起こしてください。すぐに担任や副担任との面接が始まります。その時に、自分の目標と具体的な行動がしっかりと報告できるようにしておいてください。
 もう一つは、今年も皆さんの力でこの三重総合高校をより良くしてもらいたいということです。地域の中学生が、行ってみたいなと思う学校にぜひしてもらいたいということです。そのためには、皆さんは何をすればよいと思いますか。それは、皆さんひとり一人が、それぞれの置かれた場所で、しっかりと輝くしかありません。この学校を作っているのは皆さんです。その一人ひとりが輝いていないのに、どうして全体が輝くでしょうか。そして、自分を輝かせるためには、自分を磨いていかなければなりません。脳に汗をかきながら授業を受けて、考える力を磨く。苦しい練習に耐えて、競技力を磨く。地域課題の解決に取り組んで、探究力を磨く。挨拶や掃除に手を抜かずに取り組んで、人間力を磨く。そうすると自分という人間が光り始めます。
 私は、皆さんがそうやって自分を磨き、そして輝いている姿を地域の人にしっかり届けようと思います。皆さんは、それぞれの場所で自分をしっかりと磨いてください。先生方と皆さんと力を合わせて、今年もこの学校をより良いものにしていきましょう。」
 今年度も、生徒と教職員が力を合わせてよい学校を作っていきたいと思います。応援とご支援をよろしくお願いいたします。