学校案内
暖かい日が続き、春の訪れを感じる今日の佳き日に、大分県議会議員 小川克己 様、九重町長 日野 康志 様をはじめ多数のご来賓、並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、 「令和七年度 第十一回 卒業式」を挙行できますことは大きな喜びであり、深く感謝申し上げます。
ただ今、卒業証書を授与しました百四名の卒業生の皆さん、卒業、おめでとうございます。本校の課程を無事修了し、未来に向かって新たな一歩を踏み出す皆さんを、心から祝福したいと思います。
皆さんとは三年前、この玖珠美山高校での生活を一緒にスタートさせました。皆さんの、明るく素直で、何事にも全力で取り組む姿にはいつも元気をもらっていました。美山祭をはじめとする学校行事では、学校全体を盛り上げてくれました。特に、修学旅行での北海道のホテルの長い長い夕食の時間はとても印象に残っています。また、学業や部活動にも誠心誠意取組み、リーダーシップを発揮してくれました。ホッケー部、ラグビー部、吹奏楽部などの多くの運動部、文化部が好成績を収めてくれました。様々な場面で全校生徒をまとめ、後輩たちに良き模範を示し、新たな伝統を築いてくれたことを心から感謝しています。
さて、皆さんがこれから踏み出していく社会は、AI技術の進化はめざましいものがあり、私たちの生活や仕事は「効率化」の枠を超え、人間とAIが「共存・協調」するステージへと大きく変化します。「AIにできないことを探す」こと以上に、「AIを使って自分に何ができるか」と視点を広げ、自分自身の「やりたいこと」を大切にしてください。
ここで、これからの時代を生きていく皆さんに、次の三つのことを心掛けてほしいと思います。
1つ目は、「志を高くもつ」ということです。これからの時代を生きていく皆さんには、自分の夢や希望をしっかりと持ち、その実現に向けて努力するとともに、社会の中での自分の役割を考え、社会のため、ひとのため、そして自分のために高い「志」を持ってもらいたいと思います。
2つ目は、「心を耕す」ということです。人生を豊かに生きるため、また人々と協働してよりよい社会をつくるため、基盤となる「心」を耕してもらいたいと思います。「心を耕す」とは、様々な経験を通じて心を掘り起こし、未知の自分を知り、苦しいことや辛いことを乗り越えて、よりたくましく、より優しくなること、美しいものや素晴らしいものを見聞きし感性が豊かになることなどを言います。心を耕して柔軟で強い精神を養ってもらいたいと思います。困難や失敗、挫折や落胆こそが、心の肥料となるということを忘れないでください。
3つ目は、「言葉を磨く」ということです。人とつながり、互いを尊重・敬愛し、わかり合うために、自分の思いが相手の心に響くように、言葉を磨いていってほしいと思います。言葉一つで、人間関係はよりよいものとなっていきます。言葉によって人は勇気づけられ、元気が湧いてきます。どのような言葉を発すれば、相手に受け止められやすいのか、正確に理解してもらえるのか、日々意識しながら、少しでも「温かい言葉」をかけていってほしいと思います。
皆さんには、無限の可能性があります。皆さんにしかできないことがあります。ぜひ、これから皆さんが進むそれぞれの道において、前向きにあきらめることなく様々なことに挑戦していってほしいと願っています。本校校歌1番の最後の1節に「君の明日に 幸せあれ」という歌詞があります。どうぞ皆さん、幸せな人生を歩んでください。応援しています。
終わりになりましたが、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。お子様の高校卒業という大きな節目を迎えられたことに心から敬意を表します。皆様のお子様は、本校での高校生活を通して、心身ともにたくましく成長いたしました。入学以来、本校の教育活動に深いご理解と多大なご支援・ご協力を賜り、改めてお礼申しあげます。
結びに、縁あって皆さんと出会い共に三年間生活することができ、私自身本当に幸せでした。卒業生の皆さん一人ひとりが持てる力を発揮して、末永く幸せな人生を送ることを心から祈念して、式辞といたします。
令和八年三月一日
大分県立玖珠美山高等学校
校 長 塩月 光久