学校案内
9月13日(土)大分県庁正庁ホールにて、OITA FUTURE SPACE JOBSが大分県教育委会の主催で開催されました。この取り組みは、宇宙を舞台に活躍する国・県・企業の最前線から「宇宙産業のリアルと未来」を学び、大分と宇宙のつながりを知ることが目的。宇宙×食・移動・観光・エネルギー・AI・ものづくり・・・多彩な分野と結びつく可能性に触れ将来の仕事を考えるきっかけにしようというもので本年度から始まったものです。
大分県内の中高生40人、11校が参加、国東高校からも2年生のSPACEコースと1年生のSPACEコース希望者28名が参加しました。
高校教育課長の挨拶の後、JAXAの菊池優太さんから宇宙の仕事について話がありました。菊池さんは2040年にはあらゆる仕事が宇宙とつながるだろうと述べられました。
続いて経済産業省の宇宙産業課長の高濱航さんの講演がありました。高濱さんは大分上野丘高校の卒業生で、4年前は大分県商工観光労働部でもお仕事をされており、現在は日本の宇宙政策の最先端を担当する部署でご勤務されており、日本の宇宙産業について詳しいご紹介がありました。宇宙の仕事には国境が無いことや日本の産業界の強みと今後の課題などを話していただきました。
最後に大分県先端技術挑戦課の上野 剛さんから大分県の宇宙産業の展開を説明。大分空港の宇宙港化などの説明を受けました。大分空港にシエラスペース社の宇宙往還機の着陸を誘致を進め、アジアでのハブ空港として準備を進めているとの話がございました。
講演の後は、宇宙での仕事を考えるミニワークに取り組み、中学生や国東高校生がそれぞれ発表。宇宙生活をする上での仕事として、宇宙での治安維持のための警察や宇宙での食事に関する管理栄養士、ツアーガイドなどそれぞれの独創性を発揮した発表でした。
最後のセッションは企業が描く宇宙と仕事の未来と題しての2人の講演がありました。まず初めは、株式会社三菱UFJ銀行の稲葉祐太さんから、金融業界と宇宙開発事業の繋がりについて話がありました。銀行の視点から「なぜ宇宙なのか」ドリームチェイサーが大分空港に着陸したと仮定すると県内で350億円の経済効果が生まれる。産業への経済波及効果が生まれるとの声明に大きな期待が芽生えました。
日本航空株式会社の葉柴隆斗さんからは、宇宙市場の拡大により宇宙輸送も拡大する。シエラスペース社の大分空港への着陸を目指して様々な部門で日本航空が支援しているとのことでした。
このセッションの祭儀には再びのミニワーク。先ほどの宇宙での仕事を考えた際に、必要な知識やスキルは何か?どの教科や活動との関連性があるか?自分にできそうなことは何か?の3つをそれぞれで考えて取り組みました。国東高校から2人が発表。内容は、宇宙での必要とされる仕事な、宇宙環境保護。必要なスキルは筋力、体力。必要な学びは、情報やSPACE探究。
また、もう一人は、仕事を宇宙エンジニアと答え、必要な学びは、プログラミングやコミュニケーション能力、これからの自分は、英語 物理と数学に頑張ると回答し勉強するや友達と話すと決意を述べました。
最後にクロージングでJAXA菊池優太さんからは、君たちが30歳や35歳の時には、あらゆる企業で〇〇宇宙事業部など、宇宙に関する新しい仕事ができているだろう。大分は他県より早くそれが実現できると良いと思う。今日からやれることをしっかりやろう。と参加した生徒への檄が飛びました。併せて12月7日には国東市において、SPACE PORT FES 宇宙甲子園 が大分県では初めて開催されます。この大会はロケット甲子園大会であり、みんなで参加して全国大会や世界大会に出場しよう!とアナウンス。高校教育課の塩月課長補佐からの講評で第1回のOITA FFUTURE SPACE JOBS を閉じました。会を閉じて記念撮影で再開を誓いました!