【総合探究】令和7年度Bootcampが始まりました!

東京理科大学、大分県、大分県立国東高等学校は共同で、文部科学省の「令和6年度宇宙航空科学技術推進委託費 宇宙航空専門人材育成プログラム」に、「宇宙志向ビジネスを先導する人材を育てるBootcamp in 大分」を提案し採択されました。
本プログラムでは、主に、土・日に開催する全4回の合宿形式のBootcampにおいて、チームでワークショップやパラボリックフライト実験などを行います。第1回目は、6月28日(土)~29(日)の2日間、東京理科大学野田キャンパスで開催され、全国から選抜された高校生11人と国東高校から8人、東京理科大学生などをはじめとする大学生や大学院生が集まり、いよいよ始まりました。

東京理科大学に少し緊張気味な表情で到着した国東高校生は昼食を摂りいよいよ会場入りです。初日は、 開講式でプログラム概要説明等が行われました。

開講式では、東京理科大学 特任副学長 向井 千秋 氏による講演が行われ、Bootcampの目的などのレクチャーを受けました。続いて木村教授によるBootcampでのミッション達成に向けて昨今の宇宙開発技術進展の様子等も含めた講義を受けました。

続いて、 ビジネスパートナーによる宇宙講演会が行われました。講演は、兼松株式会社、日本航空株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、有人宇宙システム株式会社の宇宙ビジネス活動に従事する担当者が講演し、宇宙空間で人間が生活するためのビジネスアイディア創出に向けた取組を紹介。参加生徒への大きな刺激となりました。

続いて、大分県先端技術挑戦課からビジネスアイディアへの提案に向けての講演がありました。

講演が終わると参加者全員での写真撮影です。

更に、 グループ・ディスカッションでは国東高校生及び全国公募により選抜された高校生が3班に分かれて班の研究テーマについて議論が行われました。Bootcampでは、高校生の指導的役割と運営補助業務を株式会社宇宙の学び舎seed(東京理科大学等の学生による宇宙教育事業を行っている会社)が担っています。メンターとしてこのBootcampに帯同し高校生と寝食を共にして共同生活を行います。

まずはアイスブレイク。皆さん初めてだとは思えないほど、プレゼン力も豊かですぐに打ち解けていました。初日の活動は、この後、夜遅くまで同敷地内のセミナーハウスに場所を移して行われました。

2日目は、セミナーハウスで朝食を摂った後、東京理科大学にて初日に続きグループ・ディスカッションです。徐々に班ごとに研究テーマが絞られてきました。

昼食を挟んで午後から、班ごとのグループ発表です。

1班「宇宙での文化創造」思い出を形に残す。思い出カプセルを製作するなど、宇宙生活を目指して新しい文化の可能性を探る。
2班「宇宙で割れないシャボン玉」エンターテインメントとしてのシャボンshowで幼児・小中学教育。技術や医療分野への応用を探る。
3班「宇宙での長期滞在での食糧問題を解決する」持続可能な食糧生産システムの先駆けとして、宇宙空間での水滴の移動。
 

閉会行事を終え国東高校生は夏の太陽の陽射しが照り付ける中、東京理科大学野田キャンパスを後にしました。

国東高校は2年目となるこの取り組みですが、昨年度とは違う参加者の個性的な側面を見たBootcamp1でした。