学校案内
1月11日(土)から12日(日)にかけて、宇宙航空科学技術推進委託費宇宙航空専門人材育成プログラム「Bootcamp in 大分」の2回目となるBootcamp2が国東高校で開催されました。
本プログラムは文部科学省の事業を東京理科大学と大分県、国東高校が3年間研究し、宇宙教育人材の育成を図るというものです。年4回の合宿(Bootcamp)を通じて、東京理科大学の大学生がメンターとなり、全国から選抜された高校生と国東高校生で構成された3つの班が共同で宇宙ビジネスの提案を行うための無重力状況下での実験を通じて検証します。
第2回目となる今回は、第1回目で企画した各班のパラボリックフライトでの実験装置を国東高校で電子工業科の施設を活用し2日間で製作するというものです。各班は第1回目のBootcamp以降、オンラインやメール等で協議を重ね、使用する材料なども各班で調達し今回に臨みました。全国からの選抜高校生8名と国東高校生12名、東京理科大学生や学び舎SEEDを合わせて25名が参加しました。前日からの寒波の影響も心配されましたが、国東高校は熱気に包まれたようにお互いの再開を喜びあいながら開会行事を迎えました。
初日は、開会行事の後、グループ1、2と各班で電子工業科の施設や工具を活用しながら実験装置を作っていきます。まずは各班からの実験概要について説明が行われそれぞれの班の取り組みや進捗状況を確認しました。
その後は各班で作業に取りかかります。3Dプリンターを使用したりCADを使ったりと各人が分担して責任と使命を担いながら大学生やSEEDのアドバイスを乞いながら試行錯誤を続けていきます。
昼食を挟んで作業は続き、各班でそれぞれ分担した役割を果たすべく真剣な表情で取り組みます。そのような中、会場校を代表して笠木校長による歓迎の意を込めて「様々な学科のある国東高校を2日間で堪能し、多くの刺激を東京理科大学の学生さんや全国選抜の高校生からいただきたい。よろしくお願いします。」とあいさつをいただきました。
初日の国東高校での作業を終えて、宿泊先である「梅園の里」へ移動します。安岐町の山間にあるこの施設ではまだ雪が残り冷たい夜の空気に包まれています。
班ごとに食卓を囲み楽しそうに食事を摂る光景に引率指導する大人たちは暖かい眼差しで見つめていました。この日は大分名物のとり天定食です。
夕食を終えると、再びグループワーク3に入ります。
グループワーク3を終えると、天文台での「宇宙講座」が行われ、梅園の里の館長と木村教授によるスペシャル講座で天文館はこの上ない盛り上がりです。
その後入浴を済ませてからも、更に班活動は続き初日を終えました。
2日目の朝を迎えると、外はうっすらと雪が積もっていました。朝食を摂り、再び国東高校へ!
グループワーク4に臨みます。いよいよ完成に向けて各班時間との闘いです!
昼食を挟んで、国東高校を紹介すべく園芸ビジネス科による農場見学を行いました。
国東高校の電子工業科と併せて園芸ビジネス科も全国選抜の高校生や東京理科大学生や関係者に紹介しました。
Bootcamp2の締めくくりとして各班のまとめとパラボリックフライトに臨むフライトクルーの発表が各班からありました。
閉会行事では国東高校の笠木校長がコメントを述べて参加者による記念撮影で解散。
14時過ぎにバスで大分空港に向けて帰途に就きました。
次回Bootcamp3は2月22日(土)~24日(月)2泊3日で名古屋小牧空港にてパラボリックフライト実験に臨みます!