学校案内
11月16日(土)から17日(日)にかけて、宇宙航空科学技術推進委託費宇宙航空専門人材育成プログラムに参加してきました。
本プログラムは文部科学省の事業を東京理科大学と大分県、国東高校が3年間研究し、宇宙教育人材の育成を図るというものです。年4回の合宿(Bootcamp)を通じて、東京理科大学の大学生がメンターとなり、全国から選抜された高校生と国東高校生で構成された3つの班が共同で宇宙ビジネスの提案を行うための無重力状況下での実験を通じて検証します。
第1回は東京理科大学町田キャンパスで開催され、総勢20名の学生と宇宙開発の先端を走る企業による講演を受講し、研究テーマを決定、プレゼンをこの2日間で行います。国東高校からは1年生9名が参加。普通科SPACEコース希望者3名、園芸ビジネス科、環境土木科、電子工業科から各2名が東京理科大学に乗り込みました。
ビジネスパートナーとして、兼松商事株式会社、日本航空株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険株式会社、JAMSS有人宇宙システム株式会社から詳細な宇宙ビジネスへの期待や研究内容の説明を受けた後、いよいよ3つの班に分かれての研究テーマ決めのディスカッションが行われました。
主催者側を代表して東京理科大学の木村真一教授からは、パラボリックフライトで実験する際の手立てや留意点、考え方などのシステム思考に関するレクチャーを受け、大学生の指導のもと2日間議論を重ねました。
途中意見が食い違う場面も見られましたが、発想力と実現可能性をグループで考え、寝食を共にする中で意見の違いを乗り越えチームとしてプレゼンしました。
3チームの研修テーマは以下のとおりです。
1班 宇宙化粧品開発 無重力空間でのパウダーのつき方
2班 宇宙旅行 誰もが宇宙旅行に行ける時代に 無重力空間で血液の循環を再現化
3班 宇宙酔 宇宙観光を楽しむために体内の安定性の研究
次回は1月に国東高校にてパラボリックフイライト実験に向けた実験機材を作成します。