令和8年度 入学式

4月9日(木)、全国から集まった新入生132名が希望と期待を胸に、本校の門をくぐりました。式では、校長より入学許可が宣言され、新入生は緊張した面持ちながらも、新たな学校生活への決意を新たにしている様子でした。

校長式辞の後、新入生代表の長木愛奈さん(1年1組)が、「「鍛え磨く、探る、挑む」の校訓のもと、夢の実現に向けて努力します」と力強い宣誓を行いました。本校での学びを通して、自らが未来を切り拓く力を身につけ、夢を実現してほしいと願います。

ご来賓からは、国東市長 松井督治様、PTA会長 安部宏一様からも、温かいご祝辞をいただきました。ご多忙の中、本当にありがとうございました。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これから始まる高校生活が、実り多く充実したものとなることを心より願っています。教職員一同、皆さんの成長を全力でサポートしてまいります。

令和8年度 大分県立国東高等学校 入学式 式辞

春の光が、国東の豊かな海と美しい大地を優しく包み込む、希望に満ちた今日の佳き日に、国東市長 松井督治様をはじめ、多くのご来賓の皆様、そして保護者の皆様のご臨席を賜り、大分県立国東高等学校の令和8年度入学式を挙行できますことに、心より感謝申し上げます。
さきほど入学を許可いたしました132名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員ならびに在校生一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。また、今日までお子様を慈しみ育ててこられた保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

さて、本校は、普通科をはじめ、園芸ビジネス科、環境土木科、電子工業科と、あらゆる学びがひとつのキャンパスに集う、類を見ない多様性に満ちた学校です。そして今日、地元・国東の皆さんはもちろんのこと、このユニークな環境に魅力を感じ、全国各地から志高い生徒たちがこの学び舎に集ってくれました。生まれ育った環境も、得意な分野も違う仲間たちと出会えるこの場所は、必ず皆さんの視野を大きく広げてくれるはずです。

皆さんの高校生活のスタートにあたり、私から皆さんに、一つの言葉を贈ります。
「国東から宇宙(そら)へ。私が切り拓く未来。」
この言葉には、これからの3年間で皆さんにどう成長してほしいか、その強い願いが込められています。
今、世の中はかつてないスピードで変化しています。日進月歩で進化を続ける生成AIが、私たちの生活や働き方を根本から変えようとしているのは、その代表的な例でしょう。 また、本校が位置する大分県も大きな変化の中にあり、宇宙港を通じて、アジアにおける宇宙ビジネスの中核拠点となろうとしています。日本の宇宙産業だけでも、今後十数年で現在の十数倍、15万人規模の人材が必要になると言われています。皆さんが大人になる頃の社会は、10年前の常識が通用しない、用意された「正解」がない時代です。誰かが作った道を歩くだけでは、立ち止まってしまうかもしれません。だからこそ、本校が大切にしてきた校訓である「鍛え磨く、探る、挑む」が、皆さんの力強い羅針盤となります。まずは、教室での学びや、それぞれの学科での専門的な実習、そして部活動を通じて、自らの知識や技術、体力を徹底して「鍛え磨く」こと。これが皆さんの確かな土台になります。次に、自分が向き合うべき問いを深く「探る」こと。本校では、「宇宙」を題材にした探究学習が盛んに行われています。国東という足元の地域課題から、地球、そして宇宙という壮大なスケールまで視点を引き上げ、文系・理系の枠を超えて探究する経験は、皆さんに「自ら考える力」をもたらします。そして最後に、失敗を恐れることなく、新しい価値を創り出すために果敢に「挑む」こと。この「鍛え磨く、探る、挑む」プロセスを繰り返すことで、予測不能な時代であっても、誰かに連れて行ってもらう未来ではなく、「私」が主役となって未来を切り拓く力が身につきます。
農業で命を育み、土木で地域を支え、工業でモノづくりに励む生徒。そして、ITでビジネスを創造し、宇宙の最先端を探究する生徒。違う分野を学ぶ仲間たちと積極的に語り合い、刺激を受け合ってください。その違いを面白がり、掛け合わせることで、一人では思いつかないような新しいアイデアが生まれるはずです。
国東という自然と歴史にあふれた地域全体を「教材」として、この3年間、大いに学び、大いに汗を流し、そしてたくさん失敗してください。私たち教職員は、自ら未来を切り拓こうとする皆さんの挑戦を、全力でサポートし、応援します。


最後になりましたが、保護者の皆様。本日から大切なお子様を、本校がお預かりいたします。子どもたちが、自立した大人へと成長していくこの3年間は、時に悩み、壁にぶつかることもあるかと思います。学校と家庭、そして地域がしっかりと手を取り合い、一体となって生徒たちの成長を見守り、支えていきたいと考えております。本校の教育活動への温かいご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。


新入生の皆さんの高校生活が、見上げる空のように無限の可能性に満ち、輝かしく実り多きものとなることを心から祈念し、式辞といたします。

令和8年4月9日
大分県立国東高等高校
校長 矢部 英明