【SPACE】Spaceport Fes in OITA/KUNISAKIに参加しました!

12月7日(日)に宇宙をテーマとしたイベント「Spaceport Fes 2025 in OITA/KUNISAKI」が国東市のくにみ海浜公園で開催されました。

今回が大分県では初めてとなるフェスであり、同時に宇宙甲子園ロケット部門大分大会を兼ねての開催です。
県内初開催となるこのイベントでは、より多くの方に製作したロケットを打ち上げる機会を提供したいと考え、オープン参加枠】を設けてかの開催となりました。
「4級ライセンスは所持しているが、学校内で3名以上の仲間を集められなかった」「自身の作ったロケットが打ち上がるか試したい」な

ど、モデルロケットの打ち上げに関心がある方の参加も可能な今大会はオープン参加を含めて大分高専、大分雄城台、東九州龍谷、国東の各高校から総勢7チームが参加しました。


 国東高校からは4チームが参加。記念すべき第一回大会 日本そして世界に繋がる大分大会として会場は大盛況。多くの観客で風光明媚なくにみ海浜公園を舞台として、マルシェや体験ワークショップ、宇宙スペシャルトークショー、ダンスショー、水ロケット体験発射など多彩なメニューをそろえ老若男女、家族ずれの多くの参加者で賑わいました。

体験ワークショップでは、国東高校の電子工業科からリモートセンシングで操縦する「惑星探査用ローバー」の体験や「そらQ」の操縦体験が行われ、高校生が操作方法を説明して子ども連れの親子に体験していただき大好評!

また、大会を運営する実行委員にも国東高校生が多く参加しており、宇宙甲子園ロケット部門大分大会の運営にもスタッフとして参加。大会の成功に大きな寄与をしていました。実行委員長の2年生光本さんは本大会の運営の総責任者として事前告知から大会運営でも大会関係者と共に綿密な打ち合わせ等を行うなど大活躍。

フェスではフードマルシェが15の出店と宇宙関連企業のブースに県内の名だたる4つの企業が出展、宇宙服試着体験ブースも開設されるなど、宇宙色で会場はコーディネートされていました。

宇宙甲子園ロケット部門大分大会は午前と午後の2回打ち上げを行いトータルの競技成績を点数化して順位を決めます。国東高校の4チームは順番に打ち上げていきます。午前中のロケットの不具合や修正を午後の第2回目で改善可能なように2回の発射ができるようになっており、生徒たちは1回目の改善に向けて2回目に向かいます。

フェスのクロージングでの表彰式では宇宙甲子園ロケット部門大分大会の結果が発表されました。記念すべき第1回大分大会では、特別賞、3位、2位、1位が発表され、1位には福島県で開催される全国大会への出場権が与えられます。表彰の前に行われた講評では九州工業大学の前田先生から参加者のチャレンジ精神を高い評価するとともに、来年への教訓としてパラシュートの不開傘た点火機器(イグナイター)の問題など技術的な改善点が指定されました。その後特別賞から順に入賞チームが発表されました。

特別賞には国東高校のチーム名「ハムハムハム」2年生が受賞。

3位は東九州龍谷高校、2位は大分雄城台高校、高度とタイムの総合点で高得点を獲得した国東高校が第1位に輝き、大きな歓声の中で第1回大会の優勝を飾りました。チーム名「クローバーZ」2年次にはSPACEコースを希望する生徒中心とした編成で臨んだ1年生が見事に優勝に輝きました。宇宙甲子園ロケット部門競技委員長の大分高等専門学校の高橋先生から直接表彰を受けるため壇上に招かれました。

優勝に輝いた「クローバーZ」にはH3ロケットのトロフィーと全国大会が開催される福島までの航空券がサポーターであるJALさまからいただきました。

表彰式の最後には、宇宙甲子園ロケット部門大分大会の参加者及び引率等関係者で記念撮影を行いました。

閉会式では、大会実行委員長である国東高校2年生の光本悠真さんから挨拶がありました。光本さんは今大会に臨むにあたり、協力していただいた関係者へのお礼と次年度へ向けての抱負を述べました。

最後にJAXAの菊池優太さんからは次年度の第2回への大会に向けてアツい想いを語られ大いに刺激を受けました。

参加者全員にロケットに使用する火薬が参加賞として配られ、来年度への再チャレンジに向けて今日から再びリスタートを心に誓った参加者も多かったのではないでしょうか?

今大会は天候にも恵まれ、第1回目のSpaceport Fesでしたが大盛況の中で幕を閉じました。大分の地に新たな活動が産声を上げた一日でした。