1年生「地域探究」スタート!―杵築市役所の方による問題提起―

本校の1年生は、総合的な探究の時間で「地域探究」に取り組んでいます。

10月31日(金)には、杵築市役所協働のまちづくり課の尾畠慧星さんをお招きし、「杵築市の現状と課題」についてお話を伺いました。

 今回の授業では、「人口」「都市計画」「防災」「健康」「観光」という5つのテーマを中心に、杵築市が抱える課題や取組が紹介されました。特に、「杵築市は『消滅可能性自治体』に該当している」という現実を踏まえ、人口減少の背景やその影響について具体的なデータをもとに説明していただきました。生徒たちは、自分たちのまちの現状に驚きながらも、真剣に耳を傾けていました。

 また、単に課題を知るだけでなく、「誰が困っているのか」「自分たちにできることは何か」という視点をもつことの大切さも学びました。講師の方からは、「地域の将来を考えるうえで、高校生の皆さんの新しい発想に期待しています」という言葉もあり、生徒たちは熱心にメモを取りながら考えを深めていました。

 この授業をきっかけに、生徒たちはグループごとにテーマを選び、調査等を重ねながら自分たちなりの提案をまとめていきます。最終的には、市役所の方々に向けた発表(提言)を行う予定です。


 昨年度の発表の様子はこちらの記事からご覧いただけます。