構成的グループエンカウンター(SGE)を行いました。

 学年の枠を超えた交流を目的に、11月1日(金)、生徒、教職員の全員が被服室に集まり、構成的グループエンカウンター(SGE)を行いました。

 はじめに、活動を有意義に行うための3つのルール「人の話を聴く」「約束を守る」「相手の気持ちに配慮した発言に心がける」を説明し、ウォーミングアップとして「数字じゃんけん」を行いました。今回のメインの活動は、「船長の決断」というコンセンサスゲームでした。

 今年度で3回目の実施となるコンセンサスゲーム。ある課題についてグループのメンバー同士で話し合いながら、コンセンサス(合意)を形成するゲームのことです。目的は、チームで協力しながら仕事を進めることの大切さ・難しさを学ぶこと。その他のメリットとしては、「チームビルディングに役立つ」「コミュニケーションスキルの向上につながる」「論理的思考力を高める」ことが挙げられています。

 さて、今回実施した「船長の決断」は、海上で他の船と衝突したという設定で、船長として10個の処置に対して優先順位をつけていくゲームです。最初は自分だけで順位を考え、その後、5~6人のグループになり、グループとしての順位を決めていきます。
「まずはSOSが最初かな?」「いや、先に状況の確認じゃない?」「それよりも人命救助が先だろ?」「相手の救助よりも自分たちの方が先でいいのでは?」など、どのグループも積極的に自分の意見を出し合っていました。

 

 コンセンサスゲームにおいて、一番大切なルールは「相手の意見を否定しない」ことだと考えています。安心して自分の意見を言える環境づくりが、何よりも重要になってきます。
本校では、自分の意見や気持ちを安心して表現できる「心理的安全性」を高めることを目的に、構成的グループエンカウンターを毎月1回実施しています。