教育相談職員研修

教育相談部による職員研修を実施しました!

 不登校を経験した生徒たちは、人間関係を築くことにかなり苦手意識を持っています。そんな生徒たちにとって何が必要なのかを考えた時に、「人と関わる経験を持つこと」「相手を知り、自分を知ってもらう、そして自分を知り、そんな自分を受け入れること」が重要だと考えました。本校では、4年前から「クラスづくり・人間関係づくり」をテーマに、全学年で構成的グループエンカウンターに取り組んでいます。

 今年度も、第1回目の構成的グループエンカウンターが来月22日に行われます。その準備として、毎年4月に職員研修を行っています。今回は、構成的グループエンカウンターの中で最も重要な「シェアリング」に焦点を当てて実施しました。先生方には生徒になったつもりでエクササイズに取り組んでもらい、感想をシェアリングしました。

 「私は自分と違う意見の人の話を聞くことが好きなので、とても楽しい時間でした」「自分の考えと同じ考えの人がいることは嬉しかった」など、人とのコミュニケーションで得られる楽しさを実感できたようです。生徒たちが同じように楽しくグループエンカウンターに取り組めるように、できる工夫をみんなで確認しあいました。来月からの実施に向けて、有意義な研修ができたと思います。