ユニバーサルデザイン研修

 職員を対象にしたユニバーサルデザイン研修を実施しました。県教育センターから特別支援教育部の安部雅隆指導主事を講師にお招きし、「通常学級における発達障がいのある生徒の理解と支援」をテーマにご講演をいただきました。

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 「困った生徒」を「困っている生徒」という視点で考えていきましょうという言葉で始まった講義。テーマは“発達障がいのある生徒”となっていますが、不登校でほとんど学校生活を経験していない本校の生徒にも似たような課題があると感じました。例えば、「勉強ができないことで、将来への希望が持てない」「自己評価が低く、学ぶことにあきらめを感じている」「失敗体験の積み重ねによって、意欲が低下している」など。

  困りを抱えた生徒が安心して学ぶことのできるクラスづくり・学校づくりが、教員と生徒との信頼関係を築き、自己肯定感の向上につながることを改めて確認しました。高校で毎年、この種の研修をしている学校はめずらしいとのこと。生徒の目線で彼らの困りを軽減できるように、今回の研修で学んだことを活かして、これからの指導や支援のあり方に工夫を重ねていきます。