全校集会・平和学習が行われました。

全校集会・平和学習が行われました。

今回は、熱中症予防のためZOOMを使って配信をしました。

校長講話の内容は以下になります。

『8月という月は、原爆投下や終戦の日があり、皆さんに平和について話をしたいと思います。

 皆さんは、ウクライナ情勢についてのニュースを見て、どのような考えや感想を持っていますか。

わが国でもこのような事が起きないだろうかと不安を感じたり、起きた場合には、どのような対処を

するのかなど、いろいろなことを考えたりするのではないでしょうか。

 今後、戦争や紛争等がわが国でおきないと断言はできないと思っています。そこで、平和を維持する

ために私たちにできることは何かを考え、それぞれの立場で行動していくことは大切であると思います。

 高校生である皆さんができることは、何があるでしょうか。一つの事例として3つの取り組みについて話をします。

 ①世界各国の世界地図を見てみると、世界地図の中心には自国が置かれている地図になりますので、

世界各国の見え方も変わってきます。例えば、ヨーロッパ各国の世界地図では、日本は、東の端に位置して

いる国となっています。そのため、ヨーロッパでは日本や朝鮮半島などを極東と呼んでいます。このように、

自分が見ている世界と他国の人が見ている世界は違うということを認識し、理解することは大切なこと

であります。そのためには、しっかり勉強をして知識を身に着け、文化や習慣等の違いを理解し、それぞれの

価値観を尊重できる人物になってほしいと思います。

 ②世界平和については、国連総会で取り決めた持続可能な開発目標SDGsの17の取り組みの中の

16項目に「平和と公正をすべての人に」という目標があります。わが国でも、平和で安心して生活できる

状況を作り出せるよう、SDGsの17の項目について、社会全体で取り組んでいる所です。本校でも3年生の

課題研究で11項目の「住み続けられるまちづくりを」をテーマにして、取り組んでいる人もいますので、皆さんも

意識をして、挑戦してほしいと思います。

 ③国を動かしているのは、政治であります。皆さんが国や地元の政策で要望や改善してほしいこともあると思います。

どうせ、自分一人が言っても実現しないなどと思うかもしれませんが、国民の代表が、議員となり、政治を動かして

いるのです。18歳で成人となり、選挙権が付与されています。私たちの意見を反映させてくれる、代表者を選ぶのが

選挙であります。18歳の投票率が他の年齢に比べて低いという状況があります。わが国の未来を託すに相応しい人

物を選ぶうえで、是非投票に行きましょう。

 以上、3つの取り組みを話して平和についての話とします。』

続いて行われた平和学習では、関連する動画を見ました。

どの話も戦争の悲惨さ、平和の大切さを再認識されられるものでした。