人権平和学習会

 8月6日(水)、三隈高校で4年ぶりとなる人権平和学習会を実施しました。玖珠町役場 農林課 農林土木班 主幹の穴井久徳様をお招きして、「国際交流で育む“平和の種”」という演題で、10年前に玖珠町で行われた中東地域の子どもたちと玖珠町の子どもたちとの交流プログラムについてご講演いただきました。久留島童話の「ともがき」にあるように、多様性など人権を尊重すること、対話を通し、考え、正しく判断することが、私たちにできることであり、平和の種を育てることに繋がるのだと伝えていただきました。人権の大切さや平和の価値について考える貴重な時間となりました。

<生徒の感想(一部抜粋)>
・違いを知り、認め合うことで人間関係の土台をつくっていきたい。
・平和を願う思いがとても伝わってきたし、平和は当たりではない、当たり前にある今日が平和の価値であることを知った。
・偏見を持っているのは大人がほとんどではないか、子どもたちが成長するにつれて偏見が受け継がれていくのは嫌だなと思った。
・他者とコミュニケーションをとることで、助け合うことができると思った。平和をつくることはなかなか難しいかもしれないけど、全員で作るものとして努力していかなければならない。一人ひとりが意識し、差別をなくしたり、多様性を受け入れることなどからやっていきたい。
・同じ国に住んでいても差別などが生まれてしまうので、他国の人と分かち合うことはきっと難しいことだとは思うが、違いを見るのではなく、同じところや似ているところを見れたら差別はなくなるのではないかと考えた。
・今、日本は平和だけど、他国では生きることで精一杯な日々を送っている人がいることを忘れず、穴井さんの言葉にあったように、「信じ合い、助け合い、違いを認め合う」ことこそが小さな平和をつくっていくために必要なことだと感じた。小さな平和をたくさんつくり、大きな平和、世界につながるような平和をつくっていきたいと思った。