人権学習講演会

10月24日(金) 2年生を対象とした「人権学習講演会」が実施されました。宇佐市生涯学習課から講師をお招きし、部落差別について講演していただきました。

”正しい人権感覚を”

講話では、講師自身の体験や宇佐市の人権学習会で聞いたことを踏まえ、実際に受けた偏見や差別の中で感じた苦しさ、そしてそれを乗り越え、自分らしく生きる力を見つけていった過程を、静かにしかし力強く語られました。お話の中で講師のご息女がかかれた人権作文も紹介されました。

その作文では、”部落”や”LGBTQ”といった言葉そのものが差別につながるのではないか、部落出身者であることをパートナーに打ち明けることの葛藤や苦悩などが綴られており、非常に重く考えさせられる内容でした。

差別をなくすためには一人一人が、過去の歴史を理解し”正しい人権感覚”を身につけることが大切であるとお話をいただきました。
生徒たちは、講師の一言一言を聞き洩らさないよう、真剣な表情で話を聞き、自分事として考えている様子がうかがえました。

今回の講演会は、人の痛みを理解し、他者を思いやることの大切さを改めて感じる時間となりました。
本校では、これからも人権感覚を磨き、互いを尊重しあえる気持ちを育んでいきたいと思います。