学校案内
令和7年2月13日(木)5~7時間目帯に、2年生SSクラスを対象に、ツールの使用によるデータ処理や分析能力の向上を目指した『データサイエンス講座』を実施しました。
今回も、大分県DX推進アドバイザーの福重貴浩様をお招きし、講義・実習をしていただきました。
5時間目は「データドリブンな意思決定」(事実、指標、データを使用して、目標、目的に合致する戦略的なビジネス上の意思決定を導くこと)とは何か、それにより経営にどのようにいい効果をもたらすのかなどを、具体例を示していただきながらわかりやすく説明していただきました。
6時間目は「データドリブンな意思決定」を行うために用いるアプリを指す「BI(ビジネスインテリジェント)ツール」の使い方を教えていただき、実際にパソコンで演習を行いました。(今回はMicrosoftのPowerBIを使用しました) 実際にデータを名寄せして、ダッシュボードと呼ばれる領域に様々なグラフを作成する方法を学びました。
7時間目は通販サイトの顧客データ(サンプルデータ)を用いて「データドリブンな意思決定」を実際に体験しました。ダッシュボードに貼り付けた顧客データを見ながら、班ごとに「意思決定」を行い、その内容について発表しました。同じデータを見ても各班で「意思決定」の内容は異なり、非常に興味深い時間となりました。
生徒は
・操作は難しいが、視覚的にわかりやすく、データをもとに思考しやすい
・使いこなせるようになって説得力のある説明をしたい
・「なぜこのような結果になるのか」を客観的なデータで示すことの重要性を学んだ
などの感想を口にしていました。
その後、教職員対象の職員研修も行いました。
生徒への講座の概要を説明いただいた後、アンケート分析の方法を講演いただきました。
・アンケート調査には目的を明確にし、それに沿った設問の設定が重要であること
・分析も、集計・可視化・因子分析・テキストマイニングなど様々な方法があること
等をお話しいただき、職員や生徒対象のアンケートを行う際に気を付けなければと学びのある時間となりました。
福重様、本日はお忙しい中でお越しいただきありがとうございました。
参加いただいた先生方、生徒の皆さん、ありがとうございました。
本校では次年度以降も引き続きデータサイエンスに関する講座や研修を予定しています。