【SSH】第5回スペースサイエンスカフェ(オンライン講演会)が行われました!

 令和6年10月24日(木)16 : 40 ~ 17 : 40に、九州スペースサイエンスネットワーク(QSN)主催「第5回スペースサイエンスカフェ」が開催され、今回は4人の生徒が参加しました。
 この取り組みは、大分県立舞鶴高校のスーパーサイエンスハイスクール重点枠(文部科学省指定)による取り組みであり、11月まで毎月1回(計6回)開催される予定です。

 第5回目は、千葉工業大学惑星探査研究センター 所長の荒井 朋子氏より、「次期小惑星探査計画『DESTINY+』―ふたご座流星群のふるさとを目指せ―」というテーマでご講演いただきました。

 まず、ふたご座流星群の母天体である「小惑星Phaethon(フェートン)」について学びました。フェートンは直径6 kmほどの小惑星であり、そこから放出される塵(流星体)は「ふたご座流星群」として12月頃に観察することができます。しかし、どのようにして塵が放出されているのか、太陽にあぶられた表面はどうなっているのかなど、小惑星フェートンには様々な謎が残されています。この謎を解明するために、2028年にDESTINY+の打ち上げが予定されています。この探査機には、秒速36 kmで小惑星を通過し撮影することができるカメラを搭載しており、その速さと技術に興味を示していました。
 また、2029年4月13日に地球に最接近する「小惑星アポフィス」を経由して小惑星フェートンに行くことで、一度の打ち上げで様々な調査ができることに驚いていました。

以下は一部抜粋した生徒の感想です。
「宇宙に関する疑問とその計画について知れて良かった。」 
「今回の授業では宇宙の内容についてどのようなことが起こっているのかをしっかり知ることができたのでとてもいい経験になった。」
「DESTINY+の説明でどのようなことをするのかについて知識を知ることができたので良かった。」

今回の講演で学んだことを探究活動や日々の学習につなげ、宇宙への興味・関心が高まることを期待しています。
千葉工業大学の荒井様、ありがとうございました。