学校案内
令和5年7月4日(火)「令和5年度探究Ⅱ課題研究英語発表会」を実施しました。
これは3年生SSクラスの生徒(9班24名)が、昨年4月から「探究Ⅰ・Ⅱ」の授業で取り組んできた課題研究の成果を英語で口頭発表したものです。
8月に実施される英語発表の全国大会「SKYSEF2023」(主催:静岡北高等学校主催)の本校代表3班を決める選考会を兼ねています。
研究成果を英語で発表することで、日田高RGBのGlocal(波及させる力)の向上や国際性の涵養をはかり、世界に通じる科学技術人材の育成に繋げることが目的です。
お忙しい中、審査員として以下の3名の方にご参加いただきました。
九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 研究員 Ilias Papadopoulos 氏
立命館アジア太平洋大学 准教授 ベルガー 舞子 氏
大分県教育庁高校教育課 グローバル人材育成推進班 指導主事 山﨑 裕子 氏
審査の結果は以下の通りです。表彰された3班が「SKYSEF2023」に出場決定となります。
最優秀賞 人工衛星班「What is the ideal shape of solar panel generating electricity in space? ~SUNSHINE SATELLITE HATSUDEN~」
優秀賞 昆虫食班「A familiar Entomophagy」
優秀賞 油班「Possibility of Frozen Storage of Oil at Home」
生徒は、今年5月の成果発表会で発表した日本語のポスターの内容を、ただ英語に訳すだけでなく、内容の一貫性やメッセージ性を意識して、情報をより精査し、洗練された英語スライドを作成することができていました。英語での発表や質疑に対する応答は、生徒にとって難しい場面もありましたが、準備から発表までの一連の活動を通して、英語に関する多くの知識を習得し、英語でスピーチすることへの自信を得ることができました。
審査員を代表してベルガー舞子准教授から、「皆さんの強みは、Basis(基盤とする力)とResearch(探究する力)であります」とお褒めの言葉を頂いた上で、今後に向けて以下のような講評を頂きました。
・「Glocal(波及させる力)」をより高めるためには、研究内容を自分たちの生活や地域と結びつけていくことが大切であり、それを積み重ねることで自分たちの研究内容が社会へと波及していくだろう。
・口頭発表・プレゼンテーションは、ただ自分の考えを一方的に発表するものではなく、「聴衆とのやり取り・会話」であり、双方向であることを意識しましょう。
審査員の先生方には、「コメントシート」という形で、各班に細かく指摘事項を書いて頂きました。
いただいたコメントをもとに、3年生SSクラスの生徒は今後、さらに研究を深めるとともに、研究論文にまとめ、成果の発信を行っていく予定です。
審査員の先生方、お忙しいところお越し頂き、誠にありがとうございました。