学校案内
10/11(火)の2日目は、種子島の西之表市役所、NPO法人こすも、株式会社新光糖業を訪問しました。
研修テーマは、「スマートエコアイランド構想種子島」であり、地域資源(サトウキビ、廃油 等)を活用し持続可能な社会システムの構築を目指す種子島について学びました。
西之表市役所では、職員の方に西之表市の取組概要を説明いただき、種子島1市2町と連携して本取組に携わる、東京大学未来ビジョン研究センター准教授の菊池康紀様にご講演いただきました。
その後は、製糖工場がある株式会社新光糖業を訪問して、実際に働かれている方々に丁寧な説明や質疑応答をしていただき、より詳細に理解することができました。エネルギーの供給源を島外の化石燃料に頼らざるを得ないという種子島の課題を解決するため、サトウキビから砂糖への製造過程で生じる搾りかす(バガス)をバイオマス発電に活用したり、バイオエタノール、サトウキビ畑の肥料等に変えていることが分かりました。
NPO法人こすもでは、副所長である松岡様や職員の方に説明と案内をしていただきました。島内で出た廃油をバイオディーゼルへと生まれ変わらせ、軽油の替わりとして重機・トラック等の燃料としていました。ほかにも多くのリサイクル事業を行っており、島内で出たものを有効活用するための工夫を行っていました。
1日を通して、島内のものを島内に還元していき、持続可能な社会を構築するため、多くの人・企業・研究機械・公的機関が協力して取り組んでいることに驚きました。
最後は、千座の岩屋に行き、種子島の成り立ちや海蝕岩の造形美を見ることができました。
12日には屋久島へ行くため、屋久島との違いを考察していきたいと思います。