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学校からのお知らせ

『令和4年度・ 定時制教育振興会表彰式、記念品贈呈式 校長挨拶』を記載しています。
2023年03月02日

[ コンテンツ・データ記載= 総務分掌 WEB担当  ] ※参考 = アイテム更新  3月 2日 (木)  18:21       

※当該コンテンツの記載データについては、全てサイズを縮小している関係で解像度が低減されています。その為、画像の一部に明瞭でない箇所が有りますので、予めご了承下さい。

  卒業生のみなさん、そして保護者の皆さま、ご卒業、誠におめでとうございます。

  はじめに、定時制通信制教育振興会は、「働きながら学ぶ」生徒を支援するための組織です。今日の表彰状や記念品、スポーツや文化行事の補助などの支援をしていただいています。トキハやTOS、OBSなどの企業主の方にも役員をしていただいています。

  本日は、4年ぶりに、大分県定時制通信制教育振興会会長の平岩純子様、大分市会長の芳﨑一郎様、PTA会長の佐藤恵美子様をお迎えして、このように盛大に表彰式を開催することができ、大変うれしく思います。心より感謝申し上げます。

  改めて、皆さん、4年間もしくは3年間、よく頑張りました。

  私の定時制この一年、「定時制通信制体育大会に向けた練習や体育の授業」では一緒に体を動かし汗を流しました。「学年マッチ」のボーリングは楽しく、皆さんと少し近づけた気がしました。新たな2種目を入れた「体育大会」では、仲間や先生との一体感や、相手を思いやる優しい心を感じ元気をもらいました。私も思わず楽しくなってハイタッチしてしまいました。「文化のつどい」では、校外での体験活動や郷土料理(ごまだしうどん)の調理会食など、楽しく体験し、美味しくいただきました。「さんフェアおおいた」では、佐藤央輝君がキャッチフレーズで最優秀を受賞しました。定時制初受賞だと思います。「生徒会」は、みんなが楽しく高校生活を送れるように一所懸命頑張ってくれました。「資格」にも、先生方の指導のもとに仲間と切磋琢磨して頑張りました。取得した合格証書や達成感は、社会で必ず活かされます。

  全ての活動での成功や失敗の体験で身に付けた『人間力』こそが、大きく変わる社会で『生きる力』となります。

  今日は、存分に自分自身を褒めてあげてくださいね!と同時に、ここまで、みんなを支えてくれた仲間、先生、職場の皆さん、何より家族へ、「感謝の気持ちを言葉で」伝えてくださいね!

  みなさんへ最後の一言、『一人ではない』。

  これまで話した「松・竹・梅」の話です。

  高校の卒業式は人生の大きな節目です。節目が多ければ多いほど、しなやかに折れにくく強くなります。人も同じです。(「竹」)

  喜びとともに、友との別れや新しい環境への不安も大きいでしょう。社会に出れば、困難や大きな壁にぶち当たることもあるでしょう。転んでも、何度でも、自分で立ち上がりましょう!(「梅」)

  必ず、周りには、あなたを応援して、支えてくれる人はいますから。そして、困っている人には、手を差し伸べ、支えてもあげましょう!心の広い人になりましょう。(「松」)

  社会で大切なものの中に「信頼」があります。「信」という字は、“人が言う”と書きます。困ったときは、一人で抱え込まず、近くの人に必ず声に出して、言ってください。君たちには、ここにいる友や先生、何より、家族がいます。『一人ではありません』

  結びになりますが、「働きながら学ぶ」後輩のよき理解者として、大分工業高校定時制への応援をお願いします。皆さんが、明るく元気に、未来をひらく人として活躍されるよう期待しています。

  教員生活36年の集大成の年に、定時制で皆さんと出会えたことを、大変うれしく思っています!ありがとう!

  本日は、誠におめでとうございました。

   令和5年3月1日

                                                   大分県立大分工業高等学校

                                                     校⾧ 佐藤 啓治