学校案内
HPをご覧のみなさん、こんにちは。HP『中の人』です。さて、本格的な秋を迎えましたが、みなさんは秋の夜長をどのようにお過ごしですか?『中の人』も本は買いこんでいるのですが、一定の時間になるとスイッチが切れるんですよね…。なかなか読み進みません。しかし、中には積極的に読書をしている方もいると思います。中には「次の本を何にしようか?」と悩んでいる方がいるかもしれません。
そこで、今回は先週末に実施した「大分県高校生ビブリオバトル校内選考会」の模様をお伝えします。昨年も記事にしましたが、今回初めてHPをご覧になった方、ビブリオバトルをご存じない方のために簡単に紹介します。
ビブリオバトルとは、2007年に京都大学から広まったとされる読書会です。「ビブリオ(書籍)」+「バトル(戦い)」が由来です。発表者が「面白くて紹介したい!」と思った本を与えられた時間内で紹介しあい、オーディエンス(観客)が「一番読みたいと思った本」を投票で決定していく書評合戦です。発表者は自らの話術のみで本を紹介し、紹介後に参加者同士で2~3分のディスカッションを行って、最後に投票で「チャンプ本」を決定します。
このビブリオバトルは高校生だけではなく、いろんな所で実施されている、近年注目されている書評合戦です。
今回は11月15日に行われる県大会に出場する学校代表を選出する大会です。1・2年生のクラス代表がバトラーとなりプレゼンテーションを行いました。流石はクラス代表。レベルが非常に高く、話術巧みにプレゼンテーションしていました。どの発表も甲乙つけがたいプレゼンテーションでしたよ。不思議ですが、聞いていると読みたくなるんですよね。今回もオーディエンスは投票に苦労したのではないかと思います。


公平なる審査の結果、以下のみなさんが選ばれました。
チャンプ本 『世界から猫が消えたなら』紹介者 工藤 萌希 さん(2年)
準チャンプ本 『世界でいちばん透きとおった物語』紹介者 八幡 優花 さん(1年)
オーディエンス賞『世界のニュースを日本人は何も知らない』紹介者 宮内 凛 さん(2年)
なお、チャンプ本・準チャンプ本に選ばれた工藤さんと八幡さんが学校代表として県大会に出場します。県大会での活躍を期待しています。
【『中の人』による読書のススメ】さて、今回みなさんに送る名言は『読書は単に知識の材料を提供するだけである。それを自分のものにするのは思索の力である』これは「社会契約説」でおなじみのジョン・ロックの言葉です。ロックと言えば『統治二論』や『人間悟性論(新訳:人間知性論)』が代表的な著書です。ロックは、この言葉にのせて「読書の本質」を説いたのだと『中の人』は考えています。読書を通じて「真の知識獲得の旅」に出てみませんか?