
校長室

大分県立別府鶴見丘高等学校 校長 石 井 利 治
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別府湾と鶴見岳に挟まれた丘陵に建つ、大分県立別府鶴見丘高等学校に、4月着任しました。
正門付近の壁沿いの「サクラサク 誇りもつ者に 道は拓ける」という生徒会執行部のメッセージと書道部による「鶴巣松樹偏」、正門を入ると校訓「質実剛健」と「起ちて果さん 我が使命」の校歌の一節が、目に飛び込んできました。
教職員・生徒ともに、学校に対する深い愛情と誇りを持っていることが容易に想像でき、この鶴高で、校長としての時間を過ごせることを光栄に思います。
別府鶴見丘高等学校といえば、県下有数の普通科進学校としての実績を誇るとともに、部活動も活発で、特にバレーボールや新体操、バドミントンは全国大会出場の常連であるなど、文武双方において優秀な成績を収めていることは改めて言うまでのないところです。
さらに、今年は創立110周年を迎える区切りの年であることも伺い、伝統の深さと本校への期待の高さ、そして次代を担う人材を育成するという責任の重さを痛感しています。
高校時代は、「がむしゃら」という言葉が似あいます。とにかく、手あたり次第、必死にやってみる。無駄なことも多くある。ただ、やってみないとわからないこともある。皮ばかりの身体に、筋肉と適度な脂肪がつき、体幹が鍛えられる時期でもあるのかなと思います。
高校時代の思い出は、私の心の中にも不思議と強く残っています。どうぞ、高校生活を楽しんでください。友達との出会い、部活動での経験、勉強で苦しんだこと、すべて、皆さんの血となり肉となります。
三年間という人生の貴重な時間に、力余すことなく、自分の可能性の限界にチャレンジしてみてください。私たち、教職員は生徒皆さんの頑張る姿に、全力で支援していきます。
2020年4月1日
大分県立別府鶴見丘高等学校 校長 石井 利治