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学校からのお知らせ

卒業式の送辞と答辞を紹介します。
2018年03月02日

3月1日木曜日に挙行されました卒業式の在校生送辞ならびに卒業生答辞を紹介します。

どちらも熱い思いの伝わる素晴らしいものでした。

《送辞》

伊藤 杏奈さん(2年)

 

 たたら川の水面に柔らかな日差しが煌めき、校内のいたる所で,春がその訪れを告げています。今日この佳き日に,新たな世界へと旅だって行かれる卒業生の皆様,ご卒業おめでとうございます。この臼杵高校で多くのことを成し遂げてきた先輩方の晴れやかな眼差しに,私たちは嬉しさと誇らしさ,そして一抹の寂しさを感じずにはいられません。それほど,先輩方は私たちにとって、大きな存在でありました。
最も衝撃を受けたのは,歓迎遠足での集団行動です。きびきびとした掛け声,一糸乱れぬ動きに,鳥肌が立つような感動がこみ上げてきたのを今でも覚えています。「これこそが臼高生なのだ」という姿を見た気がしました。

 先輩方を思う時,いつも「チーム」という言葉が思い浮かびます。体育大会のクラスリレーでアンカーと一緒に最後まで走っていた姿,部活動で,互いの弱いところを支え合いながら,全力で相手に挑んでいく姿に,学年の強い絆を感じました。
 また受験勉強で真冬の寒さに耐えながら,黙々と勉学に励む姿や,先生方に何度も質問に行く姿,励まし合いながら受験という大きなものに立ち向かい,自らの未来を切り拓くいていこうとする姿は私たち後輩に大いに刺激を与えてくれました。
 また先輩たちは,私たち後輩もチームの一員として励ましてくれました。昨年,私が文化祭で司会を務めたとき,不慣れであることや緊張から,うまく進行できず焦るばかりでした。その時,先輩方が客席から掛けてくれた「頑張れ!」という声や,大きな声で応えてくれた姿に本当に励まされて,無事大役を終えることができました。先輩方の暖かさと優しい眼差しが心に沁みた,私にとって大切な思い出です。

 思い起こせば,先輩方は常に,私たちが「このようになりたい」という目標でした。そそんな先輩方の後を受けて,これからは,私たちが「チーム臼杵高校」を引っ張っていく存在とならなければなりません。先輩方のように切磋琢磨し,お互いを思い遣りながら,強い一体感をもって新たな臼杵高校の未来を築く存在となることを,在校生一同,ここにお約束します。

 これから先輩方はそれぞれの道に進んでいかれます。夢を実現するまでは決して簡単な道のりではないことでしょう。新しい環境に不安になったり,様々な困難や壁にぶつかることも必ずあると思います。しかし先輩方ならば,この臼杵高校で培った強い絆と挑戦する心で必ず乗り越えていけると私たちは信じています。
 どうかそれぞれの場所で,自分の輝く場所を築いてください。
 最後になりましたが,先輩方のより一層のご活躍をお祈り申し上げ,送辞と致します。

 平成三十年三月一日
        在校生代表 伊藤 杏奈

 

《答辞》

石田 亜吏也さん(3年)

 春の訪れを感じる今日のよき日に,私たち70回生はこの臼杵高校を卒業します。
 校長先生をはじめ,日々ご指導くださった先生方,ご来賓の方々,保護者の皆様,本日は私たちのためにこのような盛大な式を開いてくださり,誠に有難うございます。
 3年前の4月,期待と不安が入り混じった気持ちで迎えた入学式。僕はここで同じように新入生代表として挨拶をさせていただきました。周りを見れば知らない人ばかりで,新しい学校生活に馴染めるのだろうかと不安を感じていました。しかし,歓迎遠足では,先輩方が用意してくれた様々な企画を通して仲間と打ち解けることができました。また,そこで臼杵高校の伝統である集団行動を初めて目にし,先輩方の隊列の美しさと迫力に大きな衝撃を受けたことを今でも覚えています。
 そしてマリンカルチャーでの教育合宿では,先生方に叱られながらも集団行動や夕食後の学習など,様々な活動を通してクラス,そして学年の団結を深めることができました。またこの合宿で「One for all,All for one,We are one!」という僕たち70回生のスローガンも決まり,やっと本当の意味で臼杵高校生になれたなという気持ちになりました。
 2年生になり,私たちは様々な学校行事で臼杵高校を引っ張っていく存在となりました。9月の臼高祭。ステージ発表では直前まで台本ができずに苦労したり,様々なトラブルもあったりしましたが,当日はどのクラスもそれぞれの色を出し,素晴らしいパフォーマンスを披露することができました。
そしてなんといっても修学旅行。北海道のスキー研修では慣れないスキー板と寒さに苦戦しながらも,最後には,ほぼ全員が滑ることができるようになっていました。ホテルではみんなでサッカーの試合を見たり,メリーゴーランドにのったり,いつもとは違う,楽しい時間を過ごすことができました。旅行とスキーの疲れが残り,4日目はクタクタだったはずなのに,ディズニーランドに着くと,みんな嘘のようにはしゃいでいて思わず笑ってしまったのを覚えています。全力で楽しみ、集団として成長できた5日間でした。
 部活動でもチームを引っ張っていく存在となりました。自分自身陸上部で短距離のブロック長を務めさせてもらいました。的確な指示をしたり,まとめたりできたかはわからないけど,ついてきてくれたみんなには感謝しています。最後の県総体ではあまりいい結果を残せずに悔しい思いをしましたが,悔いなく終えることができました。それも3年間仲間たちと共に頑張ってきたからだと思います。
 3年生になり,いよいよ受験の年となりました。模試が続き,休みもなく,勉強漬けの毎日でした。成績が上がり努力の成果が見え始めた人もいれば,なかなか点数が伸びず悩んだ人もいましたね。私も点数が伸びず,逃げ出したくなる時もありましたが,自分の周りで頑張っている仲間がいたからこそ頑張り通すことができたんだとおもいます。Ⅰコースのみんな。私たちⅡコースの激励会の時に,みんなが歌ってくれた「栄光の架け橋」を聞いて,改めて受験は団体戦,70回生全員で戦っているんだと実感できました。とても感動し,勇気をもらいました。ほんとにありがとう。
 在校生の皆さん,高校三年間は長いようで,あっという間に過ぎていきます。1年生,来年はこの学校の中心,つまり学校の顔となります。今以上によりよい臼杵高校を目指して頑張ってください。2年生,いよいよ受験生ですね。まだ自分の将来や志望校が決まっていない人もいると思います。だからと言って焦る必要はありません。ゆっくりでいいので目の前のことに真剣に取り組みながら自分のやりたいこと,目標を見つけ,それに向かって突き進んでいってください。応援しています。
 高校生活でいつも私たちに寄り添い,背中を押してくれた先生方,本当にありがとうございました。学習や進路の面では厳しいことを言われることもありましたが,すべては私たちのためを思って言ってくれていること、わかっていました。先生方のおかげで,楽しくも規律ある高校生活を送ることができ,次のステップへすすむ力を培うことができました。先生方のことを心から尊敬しています。
 校長先生。先生が朝礼でしてくださったお話には,強いメッセージ性があり,毎回聞き入っていました。また先生は,私たちが放課後や早朝に私たちが勉強しているところにいらして,激励の言葉をかけてくださいました。その言葉をきいてますます頑張ろうと思えました。ありがとうございました。
 そして一番感謝するのは,お父さん、お母さん。3年間,特に最後の一年間はたくさん苦労をかけたけど,最後まで支え続けてくれてありがとう。二人のおかげでここまで成長することができました。
 そして最後に三年間一緒に過ごした仲間へ。三年間本当にいろいろありましたね。一緒に授業を受けたこと,朝早くから遅くまで一緒に勉強したこと,雑談をして笑いあったこと,それらすべてが思い出です。本当に楽しかった。
そんなみんなとも今日でお別れです。もう70回生全員がそろうことはないでしょう。もうみんなに会えないと思うと本当に寂しいです。できることならずっと一緒にいたい。でも僕たちは前に,未来に進んでいかないといけません。別れは辛いけどこの別れは通過点です。またすぐ新たな出会いがあります。
ここでの出会いはとても価値のあるものでした。みんなならそれぞれの場所で自分らしくやっていけると思います。70回生は本当に最高の集団です。今日でお別れだけど学年スローガンにもあるようにどこに行っても私たち70回生は一つです。みんなと出会えてよかった。三年間本当にありがとう。最高に楽しかった。
 
 昨年の9月,県南をおそった大雨で,とりわけ津久見市では,多くの家屋が床上浸水するなど大きな被害が出ました。JRも運休となり通学にも支障がでたり,体育祭も延期になったりするなど,高校生活にも大きな影響を与えました。しかし地域の方々,またボランティア活動に参加してくれた先生方,生徒の皆さん,たくさんの人たちのおかげで予定よりも早く復興することができました。本当にありがとうございます。

 今この場には,4月からの進路がまだ決まっておらず,様々な思いの入り混じる中この日を迎えた仲間が多くいます。僕自身もその一人です。しかしこの先どこで生きていくことになったとしても,臼杵高校で学んだ「誠実・勤勉」の精神,周りの人への感謝の気持ちを忘れず,自分のできる最大限の努力をしながら人生を歩んでいくことをここに誓います。
 最後になりましたがご臨席賜りました皆様のご健勝と,臼杵高校の益々の発展を心からお祈り申し上げて,答辞といたします。

平成三十年三月一日
第七十回卒業生代表 石田 亜吏也