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コース・学科

環境にやさしい 「あいがも農法」
2014年07月16日

        環境にやさしい農業の取り組み (あいがも農法)

        

            7月 15日(火)、今年度も本校水田に合鴨を放ちました。

        CIMG1213.JPG      

                本校のあいがも農法は食の安全に関する教育の一環として15年以上前に始められました。

              本校が位置する宇佐平野では、裏作に麦を作っている農家が多く、田植えは6月下旬から7月上旬と、

              県内の他の地域よりだいぶ遅くなります。植え付け後、10日ほどして少し草丈が伸びた頃、水田をネットで

              囲み合鴨を放ちます。ネットで囲むのは逃げていかないためと、夜間いたちや犬等の動物に襲われないためです。

              このとき大切なのは生後2週間ほどの合鴨を放すことです。大きすぎても小さすぎてもいけません。小さいと朝晩の

              冷えに耐えられず死んでしまいます。大きすぎると植えたばかりの苗を踏み倒したり食べたりしてしまうからです。

 

               合鴨は、羽が退化して飛ぶことが出来ないので、水田の中を泳いだり、走ったりして常に田をかき回してくれます。

              おかげで草が生えず、水草がちょっとでもあれば全て食べてくれますので除草剤は全く使用しません。

              合鴨は水田の「うんか」という害虫を好んで食べ、他の害虫も食べてくれるので殺虫剤も不要です。更に水田内に

              糞をすることで稲にとっては肥料になります。常に水田内の水をかき回してくれるので合鴨水田の水はいつも濁って

              います。これによって稲が小さい時期、太陽の光を受けて水田の水温は他の水田より高くなり稲の生長を促進します。

              更に合鴨がいつも活動しているので根が刺激を受けて他の水田よりも根の成長が促進されます。したがって、

              合鴨水田では、農薬も化学肥料も一切使いません。

 

               こんな良いことずくめの合鴨農法なので田植えをしたらすぐに合鴨を放せばいいのにと思って先生に質問したら

              「草丈が伸びる前に放すと合鴨が稲を食べてしまうので草丈がある程度伸びてから放す」ということを教えてくれました。

              「なるほど!合鴨の目には草も稲も「えさ」にしか映っていないのだな」と納得がいきました。それでも合鴨が

              踏み倒したり、食べたりして収穫は若干減ります。稲が生長してtから水田をよく観察すると何カ所か稲の無い所が

              あります。合鴨の集合場所です。合鴨は、集団行動をするのでいつも集合する場所は稲が自然になくなります。水田の

              周囲にネットを張るため植え付ける面積が若干減ります。あわせて2割ほどの減収になります。

 

               普通栽培米に比べるとその分3割高く販売していますが消費者の環境意識が高まり、近年はいつも合鴨米が先に

              完売となります。

 

             CIMG1221.JPG  CIMG1220.JPG  

                    合鴨部隊は夏の終わりくらいまで元気に活躍してくれる予定です。 是非、見学にきてください。