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学校からのお知らせ

「入学式」式辞
2022年04月11日

 豊後水道へと広がる津久見湾と、三方にそびえる彦岳、姫岳そして鎮南山に囲まれた、みかんとセメントの町、津久見の地にも桜が咲き誇り、春爛漫のこの良き日に、PTA会長 鳥越和久 様のご臨席の下、令和4年度大分県立津久見高等学校第11回入学式を挙行できますことは、校長として大きな喜びであります。しかしながら、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策のなかでの入学式となり、規模の縮小や時間を短縮しての実施となったのは残念なところであります。

 先ほど、本校への入学を許可しました、133名の新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんの入学を職員並びに在校生一同、心から祝福し歓迎いたします。

 津久見高校は、昭和14年からの約75年の伝統と歴史を持ち、そして平成24年には旧臼杵商業高校と海洋科学高校との発展的統合により、地域に愛され、地域に貢献する学校を目指し、新津久見高校として、普通科、工業科そして商業科をもつ学校になり、新たな歴史がスタートしました。平成29年に海洋科学高校が独立いたしましたが、新たな歩みは今年度10周年を迎えます。校訓は「至誠・感動・進取」の三つを掲げています。「至誠」とは、きわめて誠実という意味で、「感動」は心を揺さぶり、さらに心を豊かにし、そして人にも影響を与えること、そして「進取」は、自ら進んで物事に取り組むという意味です。

 以上のような、「至誠・感動・進取」の校訓を入学にあたっての心構えとしてください。

 ここで、新入生の皆さんが、高校生活を送るにあたり、私から三つの提言をします。まず、1つ目は「知識と考える力の掛け算」です。学力は基礎学力の基盤の上に知識が積み重ねられて向上していきます。基礎がしっかりしていないと、いくら積み重ねてもすぐ崩れてしまうことは容易に想像できることでしょう。義務教育だった小・中学校のわからないことを学びなおしてください。そしてその上に、幅広い知識そして専門性を3年間で身に付けてください。さらにその知識を使い、考える力を養ってください。考えるとは知識を組み合わせることです。知識が少ないと考えることができません。

 2つ目は、「豊かな人間性」です。皆さんが社会人となり、人と一緒に仕事をしていくためには人間性の向上が必要となります。現在、情報化社会が進んでいますが、人と関わらない職業はほとんどありません。多様な人を認め、受け入れる経験がこれから大切です。いろいろな中学校から来た人たちと、三年間同じクラスで一緒に高校生活を送ることになります。クラスの一人ひとりを認め受け入れ、協力して授業や学校行事に取り組んでください。また、部活動では、体力や忍耐力、そして精神力を養うことはもちろんのこと、上下関係やチームとしての自分を意識してください。

 3つめは、「10年、20年、30年後の自分」について考えるということです。もう皆さんは自分の将来について考えていますか、決まっていますか。中には「津久見高校の3年間で見つけます。」という人もたくさんいるでしょう。卒業したらどうする科だけでなく、その先どうなるのかについてしっかり考えておかなければなりません。今は2つ、3つ道が考えられるでしょう。そのそれぞれの道について、10年後、20年後、30年後にはどこでどうして暮らしているか、そして自分はどうなっているのかイメージしてみてください。何度も何度も自分の「未来予想図」を考えることが、これからの皆さんの「やってみよう」の原動力となるはずです。

 以上のことは、皆さんが、先の見えない混とんとした社会で生きていくために必要な力です。「知識と考える力の掛け算」、「豊かな人間性」そして「10年20年、30年後の自分」、この3つを高校時代のキーワードとして取り組んでください。

 次に、保護者の方々に一言申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。私ども教職員は三年後にお子様が進路目標を達成できるように、また自立し、社会に出て必要とされる人材になりますよう、誠心誠意、教育に取り組む所存です。

 そこで、保護者の皆様にお願いがあります。

 今月1日より、民法改正、成人年齢の引き下げにより、高校卒業でもう、結婚や各種の契約ができます。お子様が正しい判断や行動ができるよう、津久見高校は「成人になるための最後の学校」として、また「義務教育と社会の間の橋渡しを担う学校」として教育活動を進めていきます。そこで、保護者の皆様の経験を、是非お子様へ話していただきたいというお願いです。具体的には、「社会とはどんなところか」、「なぜ働くのか」、「なぜ学びが必要なのか」について、ご家庭で話していただきたいと思います。これは社会に出てみないとわからないことばかりです。お子様が今後を生きていくために必要な情報、考え方、そして保護者の思いを伝えていただきたいと考えます。

 なお、学校の様子は、ホームページやフェイスブックやその他、いろいろな手段で、保護者の皆様にお伝えしていきたいと考えています。何卒、ご理解とご協力をいただきますよう、お願いいたします。

 結びに、津久見高校は「輝く生徒」「きれいな学校づくり」の2つを目指す学校像としてお示しするとともに、入学生の高校生活の充実と保護者の皆様方のご健勝、ご多幸を祈念して、式辞といたします。
 

  令和4年4月11日
 
  大分県立津久見高等学校
  校 長 日永 達也