全日
普通科
全日
HOME > 学校からのお知らせ > 『心の絆』(校長通信)第33号『期末考査真っ最中』「金色の小さな鳥とは?」

学校からのお知らせ

『心の絆』(校長通信)第33号『期末考査真っ最中』「金色の小さな鳥とは?」
2013年11月27日

もうすぐ師走と先週は書いたが、今週は期末考査が行われており、進路指導室前のボードには「センターまであと52日」とあった。毎日、ここのスペースで勉強している3年生は、ボードの数字をどう受け止めているだろう。「まだ、52日もある。」とポジティブに構え、52日間で自分にできることを、積み重ねて行くべきだと思うが、どうだろうか。

3年生にとっては、最後の定期考査ということになる。残りの考査に全力投球してほしい。1・2年生も、先週末から部活動休止期間となり、部活生学習会で考査に向けて頑張る姿もあった。教室に遅くまで灯りが点いており、通り過ぎようとしたら、残っている生徒の多さに驚いた。思わず「先生に残されているの?」と、尋ねたら「いいえ、自主的に勉強しています。」と堂々とした答えが返ってきた。(1-3

校長通信2533の1.jpg

そんな校内巡視の一場面、こんな告知の看板があり生徒諸君も毎日見ているはずだが、この画像をよ~く眺めてほしい。手作り感満載で、素晴らしい力作、図書委員の熱意が伝わってくる。しかし『画竜点睛を欠く』という故事成語がある。どこか一点だけおかしい。さて、気づくことができるであろうか?

昨日(26日)が初日、3限後「部活動生集会」が開かれた。特活主任の樋口先生は、「最近の鶴城生は、部活動面での活躍にはめざましいものがあるが、一人ひとりの生徒が、高い志をもって、より高いレベルにおいて、自分の中で文武両道を実践することが大事だ。」と語ってくれた。部活動をしている生徒に、「怪我をしないように」ということや、勿論「勉強(期末考査)に頑張れ」というメッセージが込められた集会であった。寒くなり、また暗くなったこともあり、文化部の生徒も含め、登下校時の交通面に関して、注意を喚起する意味もあった。学校には、生徒の安全を守るという義務がある

終礼が終わり、一足先に下校している3年生の何人かに、「テストの出来はどうだった」と訊いてみたら、どの生徒からも「やれるだけやった」「できた」との答えが返ってきた。このまま、気を緩めずに最後の一科目まで、乗り切ってほしいもの。

期末考査最終日11月29日(金)には、「人権講演会」が予定されており、本校の卒業生でもある浅利妙峰さんが、講演をしてくださる。浅利さんは、地元で300年以上続く「糀屋(こうじや)」の店主として有名で、君たちもよく知っている。300年以上前といえば江戸時代、創業は元禄時代だというから、気が遠くなる。浅利さんの「塩糀」は、ブームとなり、日本中に広まっているばかりか、最近ヨーロッパに支店まで開設したというニュースまで、新聞に出ていたのだからすごい。「たくさんの命に囲まれて、私たちの生活は成り立っている。」と、浅利さんはよく語っているが、食の大切さを通して、我々もこれからの日常生活を見直すきっかけとしたい。私も、楽しみにしていたのだが、あいにく出張が入っており、講演を聴けずとても残念だ。(保護者の方には、案内を差し上げていますので、どうぞお越しください。)

「先人の足跡を見よと言われるが、生き方は見るだけでは習得できない。生き方は教えられなければならない。」これは、芥川の「侏儒の言葉」からの引用であるが、君たちに生き方を教えることが教師の役目、学校の使命でもあるが、このような講演を聴くことで、教えられることは多い。『人権講演会』という少しお堅いタイトルだが、ぜひ君たちには生き方を考える機会ととらえてほしい。

校長通信2533の2.jpg違いに気づいた?』

2・3年生の昇降口から階段に向かう辺りと、1年生の昇降口から教室に向かう箇所と、校内には看板がこのように2つある。図書館には、芥川の書物がディスプレィされており、君たちの来館を待っている。期末考査が終わったら、ぜひ足を運んでほしい。

金色の小さき鳥の形して銀杏散るなり夕日の丘に」は、この時期(晩秋)私の頭に真っ先に思い浮かぶ短歌。さて、作者は誰?『金色』『銀杏』を正しく読み、この歌の美しさをイメージしてほしい。彼女の短歌集や俳人の句集、洋の東西を問わず、詩人の謳った秋の詩など、図書館を旅してみてはどうだろう。

登下校時に君たちの頭上に、「金色の小さな鳥」が舞い降りてくる季節となった。   (11/27)