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学校からのお知らせ

『心の絆』(校長通信)第34号『天災は忘れなくてもやってくる』「ツナミは何語」 
2012年12月06日

先週はセンターまで、「50日」頑張れ、3年生と書いた。『歳月人を待たず』のたとえ通りに、それから1週間分のカレンダーがめくられた。期末考査中だったので、何事にも全力で頑張る鶴城生、感謝の気持ちを忘れないようにとも書いた。

嬉しいニュースがまたも舞い込んできた。大阪経済大学の募集した第12回高校生フォーラム『17歳からのメッセージ』で、3年生の原田可奈子さんがグランプリを受賞したのだ。32,285点の応募があり、「今、これだけは言いたい!」(自由課題)の部門10,545点中のグランプリだからすごい。「父と軽トラ」と題された作品の後半部分を少し紹介する。

「私がまだ小学生の頃、この車で迎えに来られるのがイヤでイヤでたまらなかった。軽トラで待つ父のもとに行くのが何となく恥ずかしかった。

『何でコレで来るん、恥ずかしいけぇイヤだ。』不機嫌にそう言った私は、次の瞬間激しく父に叱られた。『うるせぇ、そんなにイヤなら歩いて帰れ。父ちゃんの仕事が恥ずかしいんか』

私はすぐに謝った。同時にすごく反省した。父の仕事を恥じた事は一度もなかった。まだ幼かった私だが、そんなことはもう二度と言わないと決めた。なぜなら父と父の仕事は私の自慢だから。

放課後、いつものように父に電話をする。『雨降り出したんやけど、迎えに来て。』しばらくしてから、いつものように、軽トラで待つ父のもとへ駆け寄り、助手席へ乗り込んだ。」

自由課題でしたが、家族・友だちを取り上げた作品が多かった中で、「おかげさま」と周りに感謝する気持ちがあふれていましたと、学長さんが受賞作品集の中で述べられていました。自分が頑張れるのは、周囲が自分を支えてくれるからだと、「感謝」の気持ちを持ち続けてほしいものです。

先週金曜日、防災避難訓練の一貫として、全校生徒で「釜石の奇跡」の映像を見た。『津波てんでんこ』という言葉が出てきた。「老いも若きも、男も女も、他人を構わず、一人ひとり逃げなさい」という意味だ。

実際に、そうやって再会できた親子が紹介されていた。しかし、こういう行動を取るのはかなり難しい。子どもを置いて自分だけ逃げる。年老いた親を見捨て、自分だけ逃げるというのは、薄情だと思われるからだ。しかし、お互いを信頼していれば、そして心の『』が繋がっていれば、『津波てんでんこ』は実行可能だというのである。我々が学ぶことは多い。

集会の後で、私を呼び止めて、「人が死なない防災」(片田敏孝著)を勧めてくれた生徒がいた。受験勉強で読んだのだそうである。その本を貸してもらい、読ませてもらった。「勉強した」と表現した方が良いかもしれない。君たち鶴城生を死なせないために、校長として何を為すべきか、防災とは何かをこれからもしっかりと学んで行きたい。

さて、『TSUNAMI』は、何語?と問いかけてみよう。「英語」と答えてくれたら、それで正解である。しかし、あえて「世界語」と答えてみる。英語には「TIDAL WAVE」という言葉があるからだ。

この『TSUNAMI』を、最初に発信した人は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。1897年(明治30年)に「生神様」(A Living God)で、この言葉を使ったのが最初だそうである。

その後、1946年(昭和21年)に起きたアリューシャン地震で、ハワイが被害を受けた時に、日系移民の方が『ツナミ』という言葉を使い、それが英語圏に広まり、2004年(平成16年)君たちの年代でも記憶にあるスマトラ沖大地震の際の報道で『TSUNAMI』が、一般語として世界中に定着した。

このように、日本語が「世界語」になっている例を、君たちはどれくらいあるか知っているであろうか?『オックスフォード英語辞典』には、なんと300語以上載っているというのだから驚きである。

では、次のことばの内、その辞書に載っている日本語は、どれ?《①カロウシ(過労死)②カイゼン(改善)③カラオケ

校長通信No34.jpg 12/5(水)

夕方6時の光景だ。3年生の教室には、こうして明るく電灯が点いている。引き続き「紙飛行機落下事件」真相究明中!情報求む!  がんばれ、3年生。