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学校からのお知らせ

『心の絆』(校長通信)第39号 『俳句優秀作品の発表』「風邪に要注意」
2012年01月26日

生徒の部』 審査結果の発表

一席 初日の出雲間に光る氷柱かな

二席  ○雪が舞うこの校舎ともあとすこし

暖をとるねぼけまなこの午前四時

特別賞 ○元旦に一念発起で課題する

以上のように決定した。以上のようにとは、私が一人で決めただけである。一席の「初日の出」は、目に光景が浮かび、新年にふさわしい俳句を選んだ。氷柱と初日の出をコラボした所も良いし、「かな」という俳句独特の切れ字を使って句趣を盛り上げている。季重なり(初日の出と氷柱と二つ季語を使用していること)も気にならない出来である。

二席の2作品は、いずれも3年生の句。「雪が舞う」は、卒業間近の心境を降る雪にたとえてまとめている。私が通信を書いている今も、この校舎に雪が舞っている。受験生として、厳しい寒さと眠気に耐えて頑張る姿を俳句にした「暖をとる」にも共感を覚えた。

俳句には、諧謔(おもしろみ、気の利いたこと)の精神が大事であるが、特別賞の「元旦に」には、それがある。元旦くらいゆっくりするというのが、普通の人の考えだが、作者は一念発起までして課題をするというのである。しかし、大晦日まで怠けていたから、他の人がのんびりと過ごす正月に課題をしなければ、追いつかないのかもしれない。そこが面白い。

賞には入れなかったが、「寒いけど心はホッコリ猿団子」にも、同様の面白みがある。猿が団子状態で寒さに耐えている姿を描きながら、見ている作者の心が温かい。(ホッコリという擬態語の使い方がうまい)

ここで、卒業間近の3年生にもらった感想を紹介する。「毎回楽しみながら読んでいます。校長通信を通して、校長先生から国語の授業を受けているようです。今後も楽しみにしています。」「いつも飽きが来ない文章でとてもおもしろいです。使う言葉や、表現の仕方がほんとに、すごいなって思っています。自分が、入試の際に、志望理由書や面接の時に、参考にさせていただきました。《中略》親ともこの間、校長先生のことが話題になって、『一風変わった校長先生で良いね』って話しました。これからも書き続けてください。」

嬉しい限りです。私の通信を出す狙いの一つが、家庭で学校のことを話題にして貰うこと。また、まさに指摘してくれたように、これは私の君たちへの週に一回の授業でもある。今後も読んでくれると有り難い。まだあるので、今後も少しずつ紹介していく。

前回の38号にお便りが来ましたので、次にこれを紹介します。「体力のない私は、疲れがたまってしまい、体調を崩してしまいました。また、勉強するのにも体力は必要です。心は強くなれたつもりですが、身体の方はまだまだだと痛感しています。強歩大会に備え持久走が始まったので、体力を付けるチャンスだと思います。大会が終わっても、体力の維持のために運動を続けたいと思っています。」

このように思って頑張っている人も多いのではないのかな。「強くなりたい」と願うのは、自分の中の弱さに気づいているということでもある。だから、弱い部分を何とか克服して、少しずつ強くなっていけばいいのであって、焦る必要はない。弱さを自覚出来ること自体、強くなっている証拠なのではないか。

2月10日に向けてがんばろう。『大寒』がきて、今朝のような冷え込みで、本格的なインフルエンザの襲来が心配されるが、受験生に取っては、体調の管理も実力の内だ。体力が弱ると、風邪を引いたりもする。この時期を乗り越え「剛健」を身につけるのだ。

さて、教員の部「チャレンジ俳句」候補作品

1.初がるた近くて遠いこの一枚

2.かるた取る歓声響く寒の入り

3.元旦に学びし我ら鶴城生

4.一年の疲れをいやすふるさとの雪

5.あらたまる年よやすかれ和魂(にぎたま)に

6.兎のごとく飛び回る間に年はたつ

7.モジャコ・ヤズ ハマチ・シュントクやがてブリ

8.増えていく新婚(しあわせ)知らす年賀状

最初の2作品は、教頭先生方がそれぞれで百人一首を題材に詠んでくれた。正月の風情が各先生方によって様々なのが良い。審査結果は次回。

校長通信39号弁当(3-1FD選択生より)この2つのおにぎりが、私の昨日の夕食でした。