全日
普通科
全日
HOME > 学校からのお知らせ > 『心の絆』(校長通信)第17号「感動をありがとう」『1学期終業式』佐伯鶴城高校 甲斐直彦

学校からのお知らせ

『心の絆』(校長通信)第17号「感動をありがとう」『1学期終業式』佐伯鶴城高校 甲斐直彦
2011年07月21日

感動の名場面」(対三重総合戦)

甲子園予選の様子

これは、2回戦(13日)を見事に3-1で勝利し、試合終了の挨拶をしている場面。先攻し、反撃を1点に抑えて、追加点をあげて逃げ切った試合だ。「これで、本命の明豊と試合をできる。」とひそかに思った。この調子なら、強豪校とも十分に戦えると確信した。

雨中の熱戦」(ベスト8をかけた戦い)

応援の様子

ベスト16に進んだ3回戦(18日)では、台風の影響で、このように応援する生徒も、ずぶ濡れ。悪天候の中では、プレーする選手も大変だが、応援も懸命でした。しかし、この声援が選手を励ましたのは、言うまでもない。声援を受けて、野球部の生徒も頑張った。5回まで、本当に『がっぷり四つ』(相撲用語で、両者互角という意味)どちらに勝利の女神が微笑むか分からないような、素晴らしい試合展開であった。

結果的には、7-0(8回裏コールド負け)でしたが、最後まで「あきらめない」気持ちを持って、甲子園への夢を抱いての全力プレーでした。1回負ければ終わりという、トーナメント戦は厳しいものですが、夏の2勝は、1・2年生には財産になりました。

台風で、自宅待機となった翌日、20日の昼休みに、キャプテンの山口君が、校長室に挨拶に来てくれた。「一生懸命に闘ったので、悔いはない。後は、下級生が、自分たちの後を受け継いで、きっと来年は、甲子園に行ってくれる。」と、力強く語ってくれた。思いは、そして『心の絆』は、こうして繋がっていく。

感動と言えば、水泳部も負けてはいない。九州大会が、先週末に鹿児島で行われていると、この通信に書いた。その大会は、インターハイ出場がかかる大一番だったのだが、平泳ぎでは、堤君が200mで県新を出し2位になり、100mでも表彰台に上った。また渡辺君も400m個人メドレーで標準記録を突破し、二人が見事に出場権を獲得してくれた。リレー種目800mでも4位に入り、インターハイ出場を決めた。

特に、私がビックリしたのは、200m平泳ぎで、堤君が出した県新である。なぜなら、彼が破った記録は、それまで『林亨(はやしあきら)』と言う大分県が産んだ、カリスマ的なスイマーが持っていたものだからだ。オリンピックでも活躍した、あの林亨の記録を塗り替えた堤君と、インターハイに5人が出場する水泳部の今後の飛躍に期待である。今度、水泳部に取材を申し込もうと思う。感動をありがとう

最後に、もう一つ「感動をありがとう」と、言わなければならないのは、やはり『なでしこJAPAN』。彼女らが見せた「最後まであきらめない」戦いぶりは、『奇跡』と呼んでもいい。アメリカに勝てると思って応援していた人は、どれくらいいたか。「勝てる」と思っていた人は、サッカーというものをよく知らない素人だと思う。それくらいに、勝てるわけがないという相手に『なでしこ』達は、「勝とう」という強い意志を持って戦った。勝つために、何をなすべきかを、それぞれが考えて、そして実際に戦った。瞬間視聴率27.7%という数字もすごい。(実は、私は観ていない。これが落ちだ。)

さあ、『台風一過』(一家ではないので注意!)の青空が広がり、蝉も騒がしく鳴き始めた。夏の到来である。3年生にとって『勝負の夏』だ。

前途は遠い。而して暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。勇んで。小さき者よ。」は、有島武郎の「小さき者へ」の中の言葉だ。何事にも「勇気」を持って臨むことが大切だと教えてくれている。そうすれば、光が見えてくるのだと。

あきらめない勇気」と敢えて言おう。野球部の戦いから、水泳部の諸君の泳ぎから、そしてなでしこの頑張りに勇気をもらった。君たちは、何を学ぶか。『撫子の花言葉』には、純粋という意味の他に、勇敢・大胆という意味もあるそうだ。「勇気」を胸に進もう。