全日
普通科
|
福祉科
全日
HOME > 校長室 > 入学式 校長式辞

校長室

入学式 校長式辞
2019年04月09日

大分県立大分南高等学校    平成31年度 入学式  式辞

 

新入生の華やかな門出、そして新しい時代の幕開けを祝うかのような満開の桜のもと、本日、多数のご来賓の臨席を賜り、保護者の皆様のご列席のもと大分県立 大分南 高等学校 第37回入学式が 盛大に挙行できますことを、心より感謝申し上げます。

ただいま入学を許可いたしました200名の新入生のみなさん入学おめでとう。君たちは、平成最後の入学生であるとともに、令和元年の入学生でもあります。制服も新しくなり、本校にとって大きな節目の入学生です。新しい時代を築く主役となるべく、今日からの三年間、真剣に本校の教育活動に向き合う決意をもって高校生活を始めてください。

 さて本校は、生徒急増期の昭和五八年に開校し、以来、37年を迎える歩みの中で、普通科進学校として、県内はもとより全国のあらゆる分野で活躍する有為な人材を多数輩出してまいりました。その間、世界は、国際化・情報化が著しく進展し、ネットを使えば、どこにいようと世界中のあらゆる情報を入手できるだけでなく、発信さえできるように変わりました。一方で日本は人口増加の時代が終わり、少子高齢化・人口減少・地方の衰退という過去にない深刻な問題が拡大しつつあります。大分市にいるとあまり実感はないかもしれませんが、昨年、ある会合で「日本の人口は20162017の二年で73万人減少、これは71万人の島根県が消滅したのと同じです」という話を聞きました。ちなみにネットで昨年の人口変化を調べてみると45万人の減少、これは大分市が消滅したのと同じになります。時代は「若者は都市部へ」から、「若者を地元に」に変わらなければ、持続可能な社会の構築・共生社会の実現は不可能となっているのです。

そこで、私は本校の使命として次の三つを設定しようと考えています。

一つ目は、「変化の激しい時代を生き抜く『強さ』と、弱者を支え安心安全な社会を築く『やさしさ』を備えた生徒の育成です。本校には平成24年に福祉科が併設され、昨年SPHの指定を受けるなど全国トップクラスの福祉に関する学習が行われています。この精神を学校行事や研究発表会を通し全校の生徒にも身につけさせたいと考えています。

二つ目は、グローバルな視点を持ち、ローカルで活動しようとする生徒の育成です。ICTの活用や授業改善を通して幅広い知識・活用力を身に着けるとともに、多様な活動を通して大分の良さを知ってほしいと思います。そして10年後・20年後は、地元大分の行政・教育・産業・医療・福祉の分野をリーダーとなって支える人材となることを期待しています。もちろん世界で、日本の中心で活躍したいと考える生徒にも最大限の支援は行います。

三つ目は、今年の本校の重点目標である「学力向上」・「人間力の育成」・「特別活動の活性化」に真剣に取り組む生徒の育成です。内容については明日以降、詳しく説明します。

一方、本校生となる君たちに望むことを三つあげます。

 1つめは「失敗を恐れず、いろんなことに積極的にチャレンジしよう」ということです。失敗は恥ずかしいことではありません。大切なことは「同じことを繰り返さないこと、失敗から何かを学び取ること」が成長につながります。失敗を恐れず、いろんなことに積極的にチャレンジしてください」

 2つめは、「たくさんの友達を作ろう」です。高校時代の友達は一生の宝です。生涯に渡って助け合える友達を本校でたくさん作ってください。

 3つめは「命を大切にしよう」です。事故に遭わない、起こさない、他人を傷つけない、いじめは絶対許しません、必ず守ってください。

 保護者の皆様、本日はまことにおめでとうございます。教職員一同、責任を持ってお子様の教育に当たり、磨き育てていきます。時には厳しい指導もあるかもしれません。先ほど磨くという言葉をあえて使いました。磨くとは、たとえば、くすんだダイヤの原石を磨き光り輝かせる、たとえば、黒ずんだ鋼を光を放つ刀に磨き上げる、このときには、固い者同士の摩擦が生じます。その摩擦に耐え、不要なモノが削り落とされたとき、はじめて光を放つようになるのです。私は教育とはそういうものだと考えています。また、子供の成長には学校と家庭がそれぞれの責任と役割を果たしながらお互いに協力し合うことが重要です。ご家庭におかれましても子供たちを庇護するだけでなく、困難に立ち向かう勇気を教えてください。本校の教育活動にご理解を賜り、ご支援とご協力をお願いします。

 最後に、本日ご臨席の皆様方のご健勝とご活躍を祈念し、式辞といたします。

 

平成31年4月9日

        大分県立大分南高等学校  校長 三代 順一