舞鶴魂「しまれ、がんばれ、ねばれ、おしきれ」

全日
普通科
|
理数科
全日
HOME > 学校からのお知らせ > 校長室便り

学校からのお知らせ

校長室便り
2017年05月19日

「おすすめの本」

 

 よく図書委員から「おすすめの本」について聞かれます。意外に悩むものです。
これまで数多くの本を読んできました(濫読です)が、それだけに絞り込むのに苦労します。またいわゆる「時代の流れ」もあって、たとえば自分の中高生の頃に親しんだ武者小路実篤や石川達三、山本有三などの作家は今はあまり読まれていないようです。どういう本を紹介すべきか(不朽の名作、感動した本、若いうちに読んでおくべき本、またジャンルでも小説を始め、文芸評論、自然科学分野、芸術等々多岐にわたります。)、依頼されるたびに同じ悩みを繰り返しています。普段からコツコツ書き溜めておけばいいのだとわかってはいるもののなかなか実行に移せなくて我ながら進歩がないと反省しています。
 

 今回は図書委員から、①高校生に読んで欲しい本とその理由、②今おすすめの本とその理由、で求められており、いつものごとく悩んだ末、以下の2冊にしました。

 ① 「こころ」 夏目漱石
  ある作家曰く
  ・『「こころ」を読んだ人の人生と「こころ」を読まなかった人の人生は全然違った    ものになるだろう。』
  ・「年を重ねて何度も読み返すが、この小説はそのたびにアンダーラインを引く箇所    が変わる」

  内容には全く触れていないもののおもしろい書評(というよりはキャッチコピーに 近いですが)だと思った覚えがあります。そのまま借りるのは芸がないとは思います が、かえって興味をもってくれるのではと期待しています。

 ② 「空想教室」 植松努
 昨年植松さんの講演を2回聞く機会に恵まれ、月並みな表現ですがとても感動しま した。その講演内容を書籍化したものといっていいでしょう。夢を持つこと、夢に挑 むことの大切さが胸に迫ります。夢は「はかないもの、叶わないもの」ではなく、「強 く願い、努力すれば実現するもの」なんだと素直に思わせてくれます。
  ページをめくるごとに勇気と希望が湧いてくる本です。ぜひ皆さんに手にとってほ しいと思います。

 それぞれの方々にまたそれぞれのおすすめの本があるでしょうし、あの人はどんな本を読んでいるのだろう、と知りたい気持ちもあると思います。図書委員会のこうした取り組みが生徒のみならず職員及び保護者の方々の読書活動の活性化につながることを期待しています。
       

校長 大久保和弘