全日
普通科
全日
HOME > 学校からのお知らせ > 第8回卒業式 送辞 答辞

学校からのお知らせ

第8回卒業式 送辞 答辞
2017年03月17日

送 辞 

冬の厳しい寒さも和らぎ、いよいよ春めいてまいりました。澄み渡る空の青さに新しい季節の訪れが感じられます。本日、この大分豊府中学校を卒業される三年生の皆様、本当におめでとうございます。三年間の中学校生活を無事終了されますことを在校生を代表して心からお祝い申し上げます。

時は無情にも刻々と流れ、もう先輩方とのお別れとなりました。共に過ごした時間はあっという間でしたが、思い出のどれをとっても私たちの手本となり、リードしてくださった先輩方の姿を思い出すことができます。

「ECHO」というテーマでみんなの心の響き合いをめざしたIris。縦割り作業で全校の力を一つにした協働壁画は十周年の記念にふさわしいできばえでした。先輩方がかけてくれる言葉がやさしく安心して取り組めました。人権をテーマにしたクラス劇では、先輩方一人一人が自分の役に入りきっていていました。差別とは何か、人間の心の弱さとは何かというメッセージを、私たちは強く考えさせられました。合唱コンクールの課題曲、「流浪の民」はテンポが速いにもかかわらず、四つのパートが重なり合って、過去に二回の合唱コンクールを経験された三年生の貫禄を目で、耳で、心で感じました。それと同時に、ソロパートを支え、全員で自分たちのクラスの歌を完成させようとする団結力の強さも感じました。

行事だけでなく、日頃の生徒会活動でも先輩方は手本であり、憧れでした。前期の活動は「Let、try」の合い言葉で、常に難しいことや新しいことに挑戦し続ける気持ちを高めていきました。後期は「協働」のもと、生活する上で当たり前のことを、一人一人が確実にやり遂げる力を作ることができました。これまでより一歩一歩前進させていこうとする、高みをめざす気持ち、仲間と歩んでいこうとする気持ち、先輩方が積み重ねてきた伝統をもとに、これからは私たちが大分豊府中学校を築いていきます。

先輩方は四月から、高校生になります。高校生となり環境が変われば、様々な困難に立ち向かうときがくると思います。そんなときは中学校で過ごした三年間のことを思い出してください。朝早くから登校し、多くの課題をこなし、頑張ったこと、行事を通して感動したこと、部活動に全力で取り組んで涙したこと、たくさんの思い出を胸に羽ばたいてください。

先輩方が高校に行かれても、私たちは「感動・理知・友愛」の校訓のもと、先輩方と心を共にし、無限に広がる将来の可能性を信じて努力します。

最後になりましたが、卒業生の皆様のご健勝と、ご活躍をお祈りいたしまして、送辞とさせていただきます。

 平成二十九年三月十七日   在校生代表 小川紗花

 

答 辞 

桜のつぼみも膨らみ始め、春が、来ました。この佳き日に、私たち卒業生のために、このように晴れやかな卒業式を挙行していただき、心より感謝いたします。

三年前、家族に見守られながら、真新しい制服に身を包み、この大分豊府の一員となったことが、つい昨日のことのように感じられます。あのころの私たちは、新しい世界に心躍りながらも、一方で不安に押しつぶされそうでした。

「自分よりもみんな優れているのではないだろうか」

「勉強についていけるだろうか」

「毎日、早起きできるだろうか」

「友だちはできるだろうか」

「ここでやっていけるのだろうか」 

――あれから三年の月日が積み重なり、私たちは、卒業の日を迎えました。 

人とすれちがったら挨拶すること。

掃除は集中して無言で行うこと。

いつも挑戦する姿勢を持つこと。

飾らずに自分らしくあることが一番大切なこと。

何度転んでも立ち上がること。

何度転んでも手をさしのべてくれた人がいること。 

思い返せば、日々の学校生活や行事の中に、毎日様々な学びがありました。 

HCCでは、雄大な自然の中で、友人の意外な一面を知り、学年の絆を深めました。修学旅行では、大学での学問のレベルの高さや、諦めずに英語で気持ちを伝えたいという意思をもつことの大切さを知りました。豊饒祭やIrisでは、友人とぶつかり合いながらも一致団結し、何かを成し遂げることの尊さを知りました。

中学校でのすべての体験は、数えることができないほどの、かけがえのない感動と、理知と友愛をはぐくむ場を与えてくれたと思います。

大分豊府中学校で積み重ねた三年間の月日は、私たちの自信です。

大分豊府中学校に入学して、先生方や友人、在校生のみなさんと出会えて、学ぶことができたことを心から嬉しく思っています。

 在校生のみなさん、今、みなさんが学校で取り組んでいるすべてのことには意味があり、すべてのことが自分にとって大切な力となります。しっかりと全員で取り組んでいけば、自分も仲間もレベルアップできます。生徒全員で取り組むことの意義を忘れないでください。

特に毎日取り組んでいる、一見、地味に思えることも大切です。毎日の積み重ねを大切にしてください。勉強でも部活動でも、コツコツ積み重ねた人ほど、大きな成果を残します。地道に一つのことに取り組み続けるというのは、根気のいることで、時には辛くなることもあるでしょう。そんな時は、立ち止まって、自分の夢、自分の目標、部活動の目標―その取り組みの目的や本質を考えてみてください。そうすれば、もう一度やる気が生まれ、再び歩き出すことができます。 

中学校生活は本当にあっという間です。挑戦する気持ちを大切にしてください。 

今、すべきことは何か

今、挑戦したいことは何か 

何か新しいことを始める時には、とても勇気がいります。しかし、失敗を恐れず、挑戦し続けてください。そして、失敗した友人がいれば、優しく手をさしのべてください。

走る必要はありません。少しずつみんなで力を合わせて、ゆっくりと一歩一歩、歩いていきましょう。

在校生のみなさん、今まで、支えてくれて本当にありがとうございました。これからの大分豊府中学校をよろしくお願いします。 

私たちをここまで導いてくださった先生方。この三年間、正面から私たちに接していただいたこと、本当に感謝しています。

工夫を凝らしてくださった毎日の授業は、とても楽しかったです。日々、新たな発見や学びの連続で、いつもワクワクとしていました。授業プリントを作ってくださり、様々な企画を取り入れ、私たちを飽きさせないように授業をしてくださった先生方。また生活態度などでは厳しく指導していただいた先生方。すべては先生方の「優しさ」だったこと、今ならはっきりと分かります。 

分かるまで勉強を教えてくれたこと。

放課後も講座を行ってくれたこと。

メモリアに毎日返事をくれたこと。

修学旅行やHCCでは夜遅くまで日記を読んでくれたこと。

誕生日にカードをくれたこと。

保健室で話を聞いてくれたこと。 

私たちはいつもたくさんの「優しさ」に支えられていました。 

また、私たちが、道に迷いそうになった時、進むべき方向へ引き戻してくれたのは先生方です。ルールばかりに気をとられ、大切なことを忘れていた私たちに、「物事の本質を考えること。何のためにやっているのかもう一度思い出して。」と声をかけてくださった時、心のモヤモヤが晴れるような気がしました。何かに挑戦する時には、「あなたならきっとやれる」と背中を押してくださいました。

私たち一人ひとりに真摯に向き合い、新たな可能性を引き出し、私たちをここまで成長させてくださった先生方、本当にありがとうございました。

先生方と過ごした時間は、私たちの誇りです。 

保護者のみなさん、今日で九年間の義務教育が終わります。大分豊府中学校に入学してから、生活が大きく変わりました。長い通学時間――朝早く家を出て、帰ってくるのは夜遅くなるということもよくありました。しかし、いつも朝にはお弁当を持たせてくれ、夜には温かいご飯を作ってくれました。落ちこんでいる時には、何度も何度も言葉をかけて励ましてくれました。 

勉強する時にさりげなくテレビの音を小さくしてくれたこと。

会話にも気を遣ってくれたこと。

登校時間に合わせて、毎朝早く起きて朝食を作ってくれること。

仕事を休んで授業参観に来てくれたこと。

大分豊府を受検させてくれたこと。 

いつも自分たちのことよりも、私たちのことを第一に考えてくれて、本当にありがとうございます。

 これからは、義務教育ではなく、私たちは自分の志で学ぶことになり、伴う責任も大きくなります。自分の選択が、正しいかどうか分からないこともあると思います。そんな時、今までのように相談させてください。まだまだ未熟ですが、未熟なりに、精一杯生きていきます。

これからもたくさんのことで手を焼かせると思いますが、温かく見守ってください。

 毎朝、お弁当を持たせてくれ、夜には温かいご飯がある――そこに家族がある――この毎日を大切にします。これからもよろしくお願いします。 

家族の「愛」と先生方の「優しさ」に守られ、ここにいる八期生とともに歩んできた大分豊府中学校での三年間が、今、終わろうとしています。

十二歳の春に出会ったすべての人々に感謝し、ここで過ごした特別な時間を胸に、しっかりと自分の足で、未来へ続く「道」を歩いていくことをみなさん方に誓い、答辞といたします。 

平成二十九年 三月十七日    卒業生代表 後藤百萌 長谷夏幹