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学校からのお知らせ

平成31年度第14回入学式 式辞
2019年04月12日

 道の辺の菜の花、山々を彩る桜と移り行く中、木々の若葉が次第に色濃さを増して行く生命の輝きを感じさせる季節となりました。
 この佳き日に、多数のご来賓と保護者の皆様のご臨席を賜り、大分県立三重総合高等学校、第十四回入学式を挙行できますことは、新入生はもとより、本校にとりましても誠に大きな喜びであり、心から厚くお礼を申し上げます。
 ただ今、入学を許可した百四十九名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは義務教育を終え、高校入試という関門を見事に乗り越えて、晴れて今日から三重総合高等学校の一員となります。
 本校は、平成十八年、高い進学力と技術力、豊かな人間性と幅広い知識を身につけ、地域の発展に貢献する人材を育成することを建学の精神として、「普通科」「生物環境科」「メディア科学科」の三つの学科を併設するとともに、学科を越えた多様な学びが可能な新しい教育システムを持った、大分県初の総合選択制高校として開校しました。
 以来、生徒、教職員の諸先輩のたゆみない努力と、地域の皆様の温かいご支援により、着実に歴史を積み重ね、平成から令和への時代の節目となる本年、第十四期生である皆さんを迎えることとなりました。
 今、皆さんは、これからの学校生活に対する期待と不安が入り交じった心境かもしれません。新しい仲間とともに高校生活をスタートする皆さんに、本校の校訓である三つの言葉を、私なりに解釈を加えて贈りたいと思います。
 一つ目は「希望」です。希望には「こうありたいという願い」という意味のほかに「将来に対する明るい見通し」「可能性」という意味があります。希望を持つとは、将来の目標を持つことにほかなりませんが、あわせて、目標を達成するのだという意欲や自信につながるものです。
「百の事を行なって一つだけが成ったとき、成らなかった九十九に目を向け力を落とすか、成った一つに目を向け希望を抱くか、成功か失敗かの分かれめがこんなところにもある。」という先人の言葉があります。
厳しい現実の中に希望を見出すためには、ものごとを前向きに、肯定的にとらえる考え方を心がけることが大切です。本校の校訓の解説には、「将来に希望を持ち、心豊かに生きる」とあります。
 二つ目は「誇り」です。「今の自分に誇りを持ち、心正しく生きる」と解説されています。人生を支えてくれる本当の「誇り」は、他人と比べて優れた点を探しても見つかるものではありません。今の自分をより良く成長させたいという願いを持ち、そのために何をするべきかを考え、実行し継続する。たとえどんなにささやかなことでも、その積み重ねの中に「誇り」は生まれてきます。日米のプロ野球界で二十八年間にわたって活躍し、先月引退を表明したイチロー選手は「やれることはすべてやったし、手を抜いたことはありません。常にやれることをやろうとした自分がいたこと、それに対して、 準備した自分がいたことを誇りに思っています。」と述べています。
 三つめは「克己」(おのれに勝つ)です。自分は何のために、どのように生きるのか、人生の目標は、一人ひとり異なっています。目指すものが違えば、人生は他人との競争ではなく「自分自身がどれだけ伸びたか、成長したか」という、自分自身との闘いであることになります。さらに、それがすべての人にあてはまることに気づいたとき、共に人生の目標に向かって自分と闘い続ける仲間として、すべての人に対する尊敬の思いを忘れない、心やさしい人になれるでしょう。「昨日までの弱さに打ち克ち、強くたくましく生きる」と解説されています。
 皆さんの夢と目標を実現するために、本校の先生方は全力でサポートします。この校訓にこめられた思いをかみしめ、豊かな教育環境を備えたこの三重総合高等学校での学びを通して挑戦し、その夢と目標を必ず実現してほしいと思います。
 加えて、教育環境の整備、学力向上と進路希望達成を図る事業に対し、「三重総合高校の明日を開く会」をはじめとして、豊後大野市を上げてのご支援をいただいています。保護者や家族、様々な形で支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れることなく、日々の授業や学校行事・部活動を通して、心豊かで思いやりのある人間に成長してくれることを願っています。
 終わりになりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、全力を挙げて、保護者の皆様や地域の方々から信頼される学校づくり、地域に貢献できる人材育成に向けて、本校の教育活動を推進してまいります。是非とも本校の教育方針にご理解とご協力・ご支援をお願い申し上げます。
 ご多用のところ、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様には重ねてお礼を申し上げますとともに、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 新入生の皆さんが、今日のこの感動と喜びを忘れることなく、実り多い高校生活を送ることを祈念し、式辞といたします。
  
  平成三十一年四月九日
  大分県立三重総合高等学校
       校 長 永楽 仁八