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校長室

令和2年度1学期始業式 校長式辞
2020年04月08日

令和2年度1学期始業式 式辞

 

 在校生の皆さん、お久しぶりです。元気に過ごしていましたか。

 突然の臨時休業となった3月2日から37日が経過しました。こんなに長い休業を体験したのは、私もそして皆さんも初めてのことだったと思います。しかし、新型コロナウイルス感染症は、収束どころかいまだに拡大を続けています。この大分県でも多数の感染者を出し、予断を許さない状況です。

 皆さんは、この事態を目の当たりにして、今何を感じ、何を考えていますか。

 私は、「グローバル化」というやや抽象的で、どこか好意的にとらえていた言葉の、本当の意味を思い知らされた気がしています。そして、「グローバル化」する社会を生き抜くには、それなりの覚悟と知恵が必要であることを理解しました。世界の出来事は、あなたの日常を一変させます。そういう時代をあなた方は生きているのです。

 今最も大切なことは、「目に見えないウイルスに感染しない」という強い意識を持つことです。密閉・密集・密接を避ける、手洗いや咳エチケット、マスク着用の徹底、外出の自粛、免疫力向上のための睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事などは、すべて、皆さんの感染防止に向けた強い意識によってしか実現しません。具体的な行動指針は、各クラスで説明されると思いますが、「自分の命は自分で守る、自分の行動が家族を守る」という意識を持って、感染の防止に当たってください。状況によっては、学校に来ないという選択肢もあると考えています。

 

 さて、本日より令和2年度1学期が始まります。その始まりの日に、私から皆さんに三つお願いをします。しっかりと記憶して、実践してください。

 

 一つ目、今年度の目標を定めてください。「志望する大学への合格」「コンクールでの優勝・入賞」、何でもかまいません。ただし、その目標は自分を必ず成長させるものでなければなりません。そして、その目標を必ず書き留めて、目につくところに掲げてください。さらには、その目標を誰かに伝えておいてください。保護者、友人、できればクラス担任、誰でもかまいません。伝えることで、それは宣言となり、撤回することのできない、確固とした目標となります。

 

 二つ目、今、あなた方が学んでいる美術や音楽が、社会に果たす役割について考え続けてください。美術や音楽といった芸術によって育まれるアート感覚は、閉塞感漂う社会に新たな価値を生み出すものとして、昨今非常に注目を集めています。そうした現状を踏まえ、皆さんには、ぜひ、芸術が現代社会に果たす役割を考え続けてもらいたいと思います。

 

 そして、三つ目、朝読書を充実させ、たくさんの本を読んでください。昨年度を振り返るとき、多くの先生が指摘するあなた方の課題点は「言葉を知らない」「語彙が少ない」「だから読解力が不足する」ということです。これは時間をかけて改善しなければならない大きな課題です。そして改善のための有効な方法が読書なのです。今年の卒業生も、皆さんに本を読んでもらいたいという思いで、卒業記念品として新書を寄贈してくれたことをしっかりと心にとめておいてください。

 

 以上、年度の初めに当たって三つのお願いをしました。今年一年、感染症に負けず、お互いに健康で充実した年にしていきましょう。

                                                  2020.4.8 放送にて