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校長室

全校朝礼あいさつ 「言葉は言霊(ことだま)」
2016年06月27日

全校朝礼 校長あいさつ 平成28年6月20日(月)

芸術緑丘高校 校長 近藤宣彦

今朝のSA(全校朝礼)の話は、「言葉は言霊(ことだま)」のお話です。君たちの好きな言葉はなんですか?聞いてわくわくする言葉は何ですか?私は「ありがとう」です。

ありがとうの語源を辞書で調べてみると、形容詞「有り難し」の連用形「有り難く」がウ音便化し、「ありがとう」となったと書いてあります。そして、「有り難し」は「有ること」が「難い(かたい)」「難しい(むずかしい)」という意味で、本来は「滅多にない」や「珍しくて貴重だ」という意味を表しました。中世になり、仏さまの慈悲など「貴重で得がたいもの」を自分は得ているということから、宗教的な感謝の気持ちをいうようになり、近世以降、感謝の意味として一般的に広がりました。

君たちは「ありがとう」ってどんな時に言いますか?「貴重で得がたいもの」を自分は得ているとはどんな状態をいいますか?

例えば、欲しかったものや今までなかったものが、目の前に現れ、手に入る。誰かからプレゼントをもらう。また、今までなかった状態が生まれること。例えば、重たい荷物を持っていたら、誰かが助けてくれて荷物をもってくれる。ドアを開けてもらう。混雑しているバスで席を譲ってもらうなどなど・・・ そんな時、「ありがとう」という言葉が自然とでますね。

しかし、朝起きて、キッチンにいくと、食卓に味噌汁、ご飯やパンがでてくることや、家の方がお弁当をつくってくれるのを、当たり前、当然のことと思っていたら、「ありがとう」とう言葉はでてきません。世の中にはあって当たり前のことなどないのです。誰かが、貴重で得がたいものを与えてくれているのです。たぶん、君たち中に下宿や一人暮らしをしている人は、このことに気づいていると思います。君たち、一人ひとりも、有り難い貴重で得がたい存在なのです。

以前紹介した、「一秒の言葉」の中の「ありがとう」は、この一秒ほどの短い言葉に、人のやさしさを知ることがある。と言っています。

言葉は言霊です。たった一つの言葉によって、人生、または、体、心が大きく変化します。体に精神にいい言葉、元気になる言葉を使うよう心がけましょう。

いい言葉、それを「天国言葉」と呼びます。天国言葉の代表が、「ありがとう」です。ほかに、「楽しい」「うれしい」「愛しているよ」「大好き」「ついてる」「おかげさま」「運がいい」「絶好調」など、聞いて心がなごんだり、落ち着いたり、元気がでたり、嬉しくなってくる言葉です。

その反対が、「地獄言葉」です。その言葉を聞くと、元気ややる気がなくなる言葉です。君たちの日常、友達同士の会話やツイッターなどのSNSの中や家庭で、そのような言葉はありませんか?ちょっと、考えてください・・・例えば、・・・「死ね」「うざい」「だりー」「うるせー」「きもい」。また、他人の悪口、不平不満、文句、差別用語などなど・・・聞いていて、またその字を見ていて決して気持ちよいものではありません。まわりで聞いている人も心が落ち込んできますし、もちろん言われた人は傷つきます。

ところが、実際は、その言葉で一番傷ついているのは、その言葉を使っている自分自身なのです。一番近くでその「地獄言葉」を聞いていたり、見ているのは、自分自身なのです。怖いのは、それに気づかず、それを使うことに鈍感になり、だんだんと麻痺してくることです。麻薬のように・・・その言葉を言ったところで、事態は決していい方向には行きません。かえって悪い方向へと進んでいきます。もし、友達との会話の中で、嫌な気持ちになったら、それって、「地獄言葉」を使っているんじゃないのって指摘してみてください。「地獄言葉」は使わないように、君たちを悪い方向へ、そして「地獄」へと連れて行きますよ。

言葉にはエネルギーとパワーがあります。現実を引き起こす力があります。良くないことが起きたら、「天国言葉」をあえて使いましょう。そうすると、不思議なことにものごとがいい方向に向かっていきます。「天国言葉」を使うことが習慣化されると、思いがけない幸運が舞い込んできますよ。