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学校からのお知らせ

第9回卒業証書授与式が行われました。
2017年03月01日

平成29年3月1日(水)第9回卒業式が行われました。

179名の卒業生の皆さんが学び舎を巣立ちました。

   

 校長式辞

 本日、木付親次県議会議員様、三河明史国東市長様をはじめ、多くのご来賓の方々をお迎えして、ご列席の保護者の皆様、教職員一同、在校生とともに、一七九名の皆さんに卒業証書を授与する運びとなりました。ご来賓の皆様方におかれましては、大変ご多忙の中、ご臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。

 卒業まで、皆さんは学習面はもちろん、その他の活動でも大きな成果をあげてきました。先ほど授与した卒業証書は、毎日の学校生活や学習から得られた価値あるライセンスです。高校卒業に苦労したと感じている人は少ないと思います。しかし、毎日の学校生活で遅刻や欠席、体調管理や挨拶、課題の提出や服装・言葉遣い、模擬試験や資格取得、部活動や生徒会活動、そして進学や就職試験など学校生活の中で、悩みや苦労が全くなかった人はいないと思います。友だちや先生、家の人とぶつかったり、校則や集団生活を理不尽だと感じて反発したこともあったでしょう。

 卒業証書は、そういった経験や苦労を乗り越えた皆さんに、これから社会に出ても、大丈夫、自信を持って進むよう後押しをする免許証だと思います。これからも時間を守ったり、挨拶をしたり、人の話を聞いたり、期限を守って書類を作成したり、他の人に何かを伝えたり、皆さんの活動や世界はさらに大きく広がります。これからは国東高校の卒業証書というライセンスを自信に、高校時代の経験を生かして大人としての生き方、人との付き合い方、正しい生き方を常に心にとめながら日々の生活を送ってほしいと思います。

 さて、私は二年間、皆さんと一緒に国東高校で学んできました。四月に赴任したときに教室のベランダから親しみをもって挨拶をする姿に、心が和みました。それから、全校朝礼で多くのことを伝えてきました。杉山平一さんの「若いときは背伸びをすると本当に高くなる」という言葉を例に積極的な姿勢の大切さ、沖縄の新聞コラムにあった「手堀りの壕」を「手で掘ったのか」と聞いた大学生の話、ドリアン助川さんの「あん」という小説に書かれた人権の大切さ、清掃活動で有名な野口健さんの好き嫌いを解消したお母さんの弁当の話、「ウサギとカメ」の競争から学ぶこと、ご来賓やお電話といった「ご」と「お」の使い分け、内村鑑三の「春の枝に花あり 夏の枝に葉あり 秋の枝に果あり 冬の枝に慰めあり」から感じる枝の大切さ、小学生の時に両腕を失った南正文さんの人生に学ぶ「今を丁寧に生きる」こと、野老さんのオリンピックエンブレム「市松模様」のデザイン、東京のナショナルトレーニングセンターにある「凧が一番高く上がるのは風に向かっているときである。風に流されている時ではない。」から、苦しいときや苦労を乗り越える意味、バレーボール監督の柳本晶一さんがボール拾いNo1を目指した話、芥川賞の「コンビニ人間」から個性を考えて生かす難しさ、ボブ・ディランの「風に吹かれて」の詩から感じる広い視野を持ち時代の変化を捉える意義、苦しいことや悲しいことがあると「心のコップ」がいっぱいになって溢れる、それを感じ取る力を持つ自分・友人になってほしいこと。

 他にも多くありましたが、振り返ってみると、全てが、人の成長や創造力の大切さ、歴史や他の人の生き方から学びながら人とのつながりを大切にして協力し、困難を乗り越える逞しさや勇気を感じてほしかったのだと改めて思いました。

 先日行われた皆さんを送る会で、三年部の先生方からのメッセージは「コクア」の歌でした。ハワイの言葉、コクアには「協力する、協調する」という意味があるそうです。歌詞に「誰も知らない世界へ向かっていく勇気を“ミライ”というらしい 僕が歩いてきた日々の道のりを 本当は“ジブン”というらしい あと一歩だけ前に進もう・・・」とあります。これからの人生、創るのは自分自身です。どのような場面でも、困難に負けず勇気を持って挑戦し、未来を拓いてほしいと思います。

 最後になりましたが、保護者の皆様方、お子さんのご卒業まことにおめでとうございます。毎朝起こしたり、怪我や病気を心配したり、各種試験や部活動への応援、寮生活への支援や遠征への協力、心のこもった弁当を持たせていただいたり、それぞれのご家庭で、ご苦労されたこともあったと思いますが、本校へのご理解をいただき無事に卒業証書を授与することが出来ました。今までのご協力に、この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 ご臨席いただきましたすべての皆様に、重ねて感謝申し上げますとともに、今後も本校教育のために、御支援と御協力賜りますようお願い申し上げ式辞といたします。

                                                                                                        平成二十九年三月一日           

                                                                                                                  大分県立国東高等学校 校長 後藤雅宏

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