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校長室

第4回入学式
2020年04月09日

第4回入学式 式辞

 

 皆さんの入学を待っていたかのように、諏訪山の桜は満開となり、春の風が学校に花の匂いや鳥のさえずりを運んでくれる今日の良き日に、第4回入学式を挙行できますことは、本校にとりましてこの上ない喜びであり、心からお礼申し上げます。

 ただ今、入学を許可しました海洋科「40名」、専攻科海洋科「6名」の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。本校を代表しまして、皆さんの入学を心から祝福し、歓迎いたします。

 皆さんが今日の日を迎えられたのは、皆さんのこれまでのたゆまぬ努力はもちろんですが、そこには保護者やご家族、小中学校の先生方をはじめ、多くの方々の支えがあってのことであります。今日の日の感動とともに、そのような方々への感謝の気持ちを忘れることなく、精進することを願っています。

 さて、本校は、昭和19年4月大分県立臼杵農水産学校として発足、昭和28年には、大分県立水産高等学校、平成5年には大分県立海洋科学高等学校と改称。その後、高校再編整備により、平成24年に津久見高校の分校となり、その歴史は一旦途絶えましたが、3年前に単独校として、新たなスタートを切り、4年目を迎えました。設立から通算すると76年を迎える県内唯一の水産に関する学科を要する専門高校です。昨年4月には香川県との共同運航の新しい実習船「翔洋丸」が完成し、運航計画に基づいた航海実習を実施しています。また、マリンスクール活動、出前授業、ボランティア活動など地域貢献活動にも積極的に取り組み人間性の育成を行ってきました。今後も地域から愛され信頼される特色・魅力ある学校として発展していくことを目指していきます。

 高校及び専攻科での新生活のスタートに当たり、皆さんが有意義な学校生活を送り、人間的に大きく成長することを願い、2つのことについてお話します。

 1つ目は、「命を大切にする」です。文字通り健康で安全に気を付けた生活を送り、自分の命はもちろん他人の命も大切にしてほしいと考えています。現在、新型コロナウィルスの感染拡大により、全世界で感染者数が100万人を超え、多くの方が亡くなられています。今、我々にできることは、感染拡大を防ぐことです。『うつらない』と同時に『うつさない』ことが必要です。そのため集団生活では、周りの人を思いやり、自分勝手な行動をしないことが大切です。また、心無い言葉や言動によって他人を傷つけることは絶対にしないでほしい。みんなが気持ちよく学校生活を送れるように一人一人が適切な行動をしてほしいと思います。

 2つ目は、「与えられた命を輝かせる」です。日本の仏教詩人である坂村真民(さかむら しんみん)氏は『生きることは 自分の花を咲かせること  風雪に耐え 寒暑に耐え  だれのものでもない 自分の花を咲かそう』というメッセージを残しています。本校は、水産、海洋、食品加工について専門的な技能を習得できる県内唯一の学校です。他の学校では決して学べない、決して習得できない学習ができます。ぜひ誇りをもって日々の学習に取り組み、多くの知識・技術を習得し、将来の進路決定につながる資格取得に挑戦してください。日々の学習を積み重ねることにより10年先の自分がどうなっているのか、どうなりたいのかを明確にイメージできるようになると思います。本校での学校生活が「自分の花を咲かせる」第一歩になることを願っています。

 最後になりましたが、新入生の保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。本日、皆様の大切なお子様を確かにお預かりいたしました。高校生活は、お子様が社会人として自立していくための非常に重要な時期にあり、心身ともに大きく成長する時期です。私たち教職員一同、社会人としての基本的ルールである時間を守ること、挨拶や身だしなみ等の規律指導は勿論のこと、お子様の自己実現や目標達成のために全力を尽くして支援をしてまいりますが、教育は学校だけの力で成し遂げられるものではありません。どうか本校教育にご理解ご協力をいただきますとともに、ご家庭におかれましても、コミュニケーションを取っていただき、暖かく、時には厳しくお子様方を見守り、しっかりと支えていただきますようお願いを申し上げまして、式辞といたします。

 

令和2年4月9日

大分県立海洋科学高等学校  校長  渕野 敬三