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校長室

平成27年4月10日(金)入学式式辞
2015年06月22日

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目に映る新たな息吹に満ち満ちた光景に、身の内から湧き上がる躍動を感じる今日のこのよき日、多くのご来賓のご臨席並びに保護者のご出席を賜り、かくも盛大に大分県立津久見高等学校海洋科学校第四回入学式を挙行できますことを、誠に光栄の至りと心から感謝を申し上げます。
  ただ今入学を許可しました海洋科「29」名、専攻科「9」名の新入生の皆さん、「入学おめでとう」。教職員一同また在校生一同、皆さんの入学を心から歓迎します。
  本日、皆さんの努力が実り、晴れてこの喜びの日を迎えることが出来ましのは、保護者・家族の、励ましや物心両面に渡る暖かいご支援があったからこそであります。先ずは感謝の気持ちを持っていただきたいと思います。
 さて、本校は昭和19年大分県立臼杵農水産学校として発足し、その後幾多の変遷を経て、昭和28年に大分県立水産高等学校・平成5年には大分県立海洋科学高等学校と改称、そして平成24年に臼杵商業高校と津久見高校そして海洋科学高校の3校が統合し大分県立津久見高等学校海洋科学校として新たな船出を始めています。
 水産・海洋系教育は基礎的・基本的な知識と技術を習得し、水産業及び海洋関連産業の役割を理解し、自ら課題を解決し実践的な態度を養うことを目標としています。学習素材は従来の「海・水産物・船」に新学習指導要領では「資源管理・食・環境」が加えられ新しい時代に備えて学習します。
 専攻科の皆さんは、「海を愛し 海を拓く」の精神で、専門的な学習や部活動・生徒会活動等に積極的に取り組んで下さい。
 昨年度入学した海洋科の生徒で、無遅刻無欠席である皆勤を達成した生徒は、「10」名でした。本校に入学してからこれだけの生徒が無遅刻無欠席を達成しているのは、本人の努力はもちろんですが、本校の教職員が「一人ひとりを大切にし、伸ばす教育」を実践しているからです。本校には、豊富な専門知識を有し熱意溢れる素晴らしい先生方が揃っています。様々な場面で支援してくれます。安心して一緒に歩んで行きましょう。
 入学にあたり、まずしっかりと胸に刻み込んでもらいたいことは、校訓の「至誠・感動・進取」です。
 きわめて誠実な事を意味する「至誠」は海洋科学高校の校訓「誠実」を受け継いでいます。
 次は「感動」です。3年間で学校、地域、保護者、同窓生更には外部講師等との多くの出会い・交流の機会を持ち、人間の偉大さ・素晴らしさを他人の中に発見し、自分の中に湧き出るものを感じたら、「もうこの辺でいいかな」からさらに一歩踏み込んで工夫し、大きな感動を体験していきましょう。
 そして自ら進んで事をなすという意味の「進取」。臼杵商業高校の自ら励み努力するという意味の校訓「自彊」とこれまでの津久見高校に引き継がれている「開拓者魂」をこの言葉に重ねています。自分の能力を信じ、自分の人生を自ら切り拓いていってください。
 高校卒業後は自ら動き、自ら計画・準備した日程での、独り立ちした生活が待っています。そしてその生活が一生続きます。
 この3年間はおそらく100歳以上生きる事になる皆さんの人生の準備期間となります。
 多くの仲間や教職員・同窓生、そして保護者の方が独り立ちの準備をするあなた方に暖かい支援の手をさしのべることでしょう。
 社会に目を向けてみますと、グローバル化や情報化の進展などにより世界全体が急速に変化する中で、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や過疎化の進行など過去に経験したことのない課題を抱え将来を見通す事も困難な状況となっています。
 そのような中にあって、未来の日本を支える皆さん一人一人が社会に参画・貢献していくことが強く求められています。
   そのために、まだずっと先の話とおもわれるかもしれませんが将来の展望として新しい時代を駆け抜けることになる皆さんに是非お願いしたいことがあります。
 多くの高齢者の方々が夢に向かってはつらつと生きる新しい時代が来ています。人生の先輩方に敬意を表するとともに、積極的に交流し、世代を超えた笑顔あり涙ありの暖かい世の中作りに貢献する視点を持ってください。
 また若い世代が少なくなります。皆さんのこども、孫、ひ孫の世代の感性豊かで夢満ち溢れる才能を見いだし粘り強く支援し、日本の未来を切り拓き支える魅力ある人材を育ていこうとする視点を持ってください。
 そして幅広い年代層をまとめる集団の要となって新しい時代を生き抜いてほしいのです。
 ここで、保護者の皆様にお祝いとお願いを申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
 教職員一同、本日より責任を持ってお子様の教育に当たります。しかし真の教育は学校だけで実践できるものではありません。ご家族のご協力が欠かせません。挨拶や礼儀等は、ご家庭でも身につけさせて下さい。時には厳しく指導し、そして時には優しい愛情を注いで、家庭と学校が密に連携して心豊かな人間の育成を図っていこうではありませんか。
 終わりになりましたが、公私ご多忙な中、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様に厚くお礼を申しあげます。今後とも本校のため、ご指導ご鞭撻を賜りますよう心から申し上げ式辞と致します。
 

平成二十七年四月十日 
 大分県立津久見高等学校海洋科学校
            校長 木戸孝明