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H30校長室から① ~入学式を思う~
2018年04月10日

入学式に思う

 今年の冬はとても寒かった・・・。ところが3月後半から天候が一変して暖かい日が続き、3月下旬には大分県各地で桜が満開。本日は入学式というのに、校門の桜のアーチは花が散って葉っぱが満開、山では藤やシャクナゲ、ツツジまで咲いている。まるで5月初旬のような陽気、しかしながら、雨も降らずに快晴の下で入学式を迎えることができたことに感謝したい。
 さて、入学式の式辞の中で、今回はこのような言葉を紹介させていただいた。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」
 これは、幕末の思想家である吉田松陰の言葉である。どういう意味かというと、「夢のない者に、未来に向かっての理想はない。理想がないから計画をたてない、だから実行もない。実行がなければ、成功はしない」ということである。そうならないよう、新入生には今の初心を忘れず、将来の夢を見つけて、しっかりとした学生生活を送ってもらいたい、そう願ってこの言葉を紹介した。
 大人は子どもに対し、「夢をもて」と簡単に言う(そういう人は案外多い)。しかし、夢を持つことは難しい。夢を「非現実的な理想、でかすぎる将来像」ととらえるのか、「努力して、手を伸ばせばつかめる目標」くらいに設定するのか、それは人それぞれでよいと思う。要は、漫然と何も考えず、周囲に流された生活を送ってはいけない、高校生という心身ともに大きく成長する時期を大切にし、自分の掲げる目標に少しでも近づく努力をしてほしいという願いを込めての式辞であった。
 『人(にんべん)+夢=儚』、儚は「はかない」と読む。人の夢は、はかないもの。しかし、夢破れても、次の夢を追いかける若者であってほしい。
 年をとった私の思いである。