定時
普通科
定時
HOME > 学校からのお知らせ > 令和2年度3学期始業式 式辞

学校からのお知らせ

令和2年度3学期始業式 式辞
2021年01月12日

 3学期始業式 式辞 

 

3学期の始まりにあたって

 皆さん、あけましておめでとうございます。新しい令和の元号でスタートした年も早3年目となりました。昨年はコロナに明け、コロナに暮れる1年となってしまいましたが、今年こそはコロナを超える1年にしたいものです。2学期の終業式で話したように、例年ならばこの時期に多くの感染者が出ているはずのインフルエンザや感染性胃腸炎などが、この冬はほとんど出ていないことから、マスクや手洗い、消毒は一般の感染症には効果があるということが明らかです。しかしその一方で、新型コロナウイルスはそれ以上に強力な感染力を持つことになりますが、そうはいっても私たちは3密を避けてこれまで通りにマスクをきちんと着用し、手洗いや消毒を励行することしかできません。今年をコロナを超える1年とするためにも、まずは一人ひとりが新型コロナウイルスを身近にあるものと捉えて地道な感染防止の取り組みを続けていくしかありません。これから先、予定通りに学校行事が実施できるよう、年頭に当たりあらためて取り組みの実践や協力を皆さんにお願いしておきます。
 ところで、皆さんは星野ルネという漫画家を知っていますか? 彼はカメルーン生まれで日本育ちの黒色人種です。私は彼が数日前のNHKテレビに出演していたのをたまたま見たのですが、紹介された彼の漫画の中にこんな一節がありました。「どんな社会や集団にも多数派と少数派ができる。多数派と肌の色が違ったり、体形が違っていたり、…。動物や人間には自分たちと違う者をからかったり排除したり攻撃する習性が組み込まれている。人間というのはこうやって結ばれた団結にさえ安心や快感を得てしまう悲しい動物なのだ。少数派の者はその性が本能的に知ってか、経験して知ってか、いろいろな方法で攻撃から自分を守る。道化になって皆を笑わせたり、できるだけ存在を隠したり、攻撃される前に攻撃したり、…。生きている限り誰だって闇の中に落ちてしまう可能性がある。闇に落ちた人の道しるべになるのは、自分を愛する人の光。必要としてくれる人の光。信じてくれる人の光。」…。私はこの漫画の一節を見て、悲しいかな新型コロナ感染者への差別や誹謗中傷が止まない現実にあって、人を愛すること、必要とすること、信じることの大切さを改めて感じさせられました。皆さんも時間のある時にぜひ彼の漫画を読んでみてはと思い、紹介した次第です。
 さて、この春卒業となる生徒にとっては、授業を受けるのも残すところ1カ月を切りました。高校生活に悔いを残さないよう、最後の一日まで、在校生やクラスメイトと過ごせる時間を大切にして日田高定時制の学校生活を全うしてください。在校生も同様です。自分のやりたいことは自分にしかわかりません。自分のやりたいこと、目標を見つけて、それに向かって学校生活を送っていきましょう。プロ野球で活躍したイチロー選手はこんなことを言っています。
「今、自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと遠くの目標は近づいてこない。」
まさにその通りだと思います。目標に近づくためには、今できることに精一杯取り組むしかないということでしょう。
 では、皆さん、今年も本校の校訓である「剛健 積極 明朗」そのものに、今年も元気を出して明るい笑顔で前を向いて前に進みましょう。
以上で挨拶を終わります。

                            令和3年1月12日(火)

                            校長 河野 仁彦