定時
普通科
定時
HOME > 学校からのお知らせ > 令和元年度2学期終業式 式辞

学校からのお知らせ

令和元年度2学期終業式 式辞
2019年12月24日

2学期終業式 式辞 

 

2学期を振り返って

皆さん、こんにちは。早いもので、令和最初の年も残すところ、あと1週間となりました。2学期の始業式で私は皆さんにお願いをしたのですが、どんなお願いだったか覚えていますか? 筋トレのお願いをしたのですが、どこの筋肉の話だったでしょうか? 答えは顔ですね。顔の筋トレをお願いしましたが、その理由は自分で自分の機嫌の整え方を身に付ける必要があるからと言いました。さてどうだったでしょう。ひきつづき、自分の機嫌は自分でコントロールできるよう、これからも笑顔に努めてください。
さて、いろんなことがあったこの1年でしたが、その中から1つ取り上げてみます。先ごろ今年の新語・流行語の年間大賞が選ばれましたが、さて何だったでしょう。それは、ラグビーW杯で日本代表がスローガンにしていた「ワンチーム」という言葉です。実際は、今年になってから使い始めた言葉でなく、今から4年前のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチの就任後の2016年秋に、新旧メンバーが混在する中で、「一体感のある組織を目指そう」と選手らも加わって決めたものを、ヘッドコーチが自ら発表したものだそうです。
今では、いろいろなところで耳にするようになり、私はもちろん政治家をはじめいろんな人がいろんな場面で使っていますが、こうした中、チームの一員であったある選手がこんなことを言っています。
「ただ言葉を使えばワンチームになれるというわけではない。どういうふうにワンチームにするかが大事。中身をしっかり考えて使ってほしい」「僕らはワンチームというキーワードを出していましたが、ワンチームという言葉だけでワンチームになることは絶対、ないと思います。」
要は何が言いたいかというと、ワンチームは組織の望ましい形ではあるけれど、最初からあるものではない。いわばワンチームの大事なところは、あるべきチームを叶えるためのふだんの鍛錬にこそあるということです。日本代表選手の言葉は、これまで4年間の苦労と重圧があってこそのワンチームなのだということでしょう。ワンチームは一朝一夕には叶えられない。振り返ってこそ使う言葉であり、“ローマは一日にして成らず”ということわざ通りでしょう。
ひるがえって、皆さんの属する定時制生徒チームはどうでしょうか。先日は、前期生徒会役員も決まりましたが、まずはせっかく縁あって、机を並べて学校生活を一緒に行っているわけですから、できることから生徒一人ひとりが協力してやってみることです。例えば、前生徒会長の武内さんが言っていたように、笑顔あふれる学校にしようと思えば、一人ひとりが努めて笑顔を心がけ協力することで、チームはまとまり、やがて笑顔のワンチームが出来上がるわけです。
来春卒業する生徒にとっては、いよいよチームとしての日々そのものが少なくなってきましたが、生徒全員の協力により、来るべき新しい年も皆でよいワンチームをつくっていきましょう。

                                      令和元年12月24日(火)

                                        校長 河 野 仁 彦