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学校からのお知らせ

平成30年度3学期終業式 式辞
2019年03月22日

3学期終業式 式辞 

 皆さん、こんばんは。早いもので、平成最後となる今年度も今日で終わりとなります。給食室の中も、ぽっかりとスペースが空いてしまい、卒業した先輩たちはそれぞれの道へと旅立っていきました。あらためて、先輩たちの健康と活躍を皆さんとともに祈りたいと思います。

 ところで、皆さんにとって、今年度はどんな一年だったでしょうか。思い描いていた定時制での高校生活を送れましたか。良かったこと、悪かったこと、甘かったこと、きつかったこと、楽しかったこと、つらかったこと、いろいろあったのではと思います。身に付けたいことや、やり遂げたいことはどうだったでしょうか。1年前の自分と今日の自分を比べてみてください。
 思い描いていた1年だった人もいれば、そうではなかった、という人もいるでしょう。いや、ほとんどの人がそうではなかったと思っているかもしれません。ただ、気を付けてほしいのは、何事にも多面的多角的な見方ができるということです。昨年4月から今日まで皆さんは間違いなく生きてきたのですが、それを成長と見ることもできれば老化と見ることだってできます。生まれたばかりの赤ちゃんが1歳になることだって、老化と言えないことはないです。そう見れば、全てが思い描いていたものではないとは言えないはずです。この1年での自分に起きた変化をいろんな面からいろんな角度から見つめ直してください。何か思いをかなえたものが必ずあるはずですから、そこはしっかりと自分を認めてあげてください。何より今日、終業式を迎えられたのもその一つです。
 要は広い視野を持って何事も見てほしいということです。例えば、失恋して心が傷つくと弱くなると思いがちですが、実は逆で、傷ついた分だけ、強くなれるのです。失恋によって傷つくことで、他人の心も理解できる優しさを得ることができ、人間関係を向上させることができます。傷ついた分だけ、人は優しく強くなれるのです。コップに半分入っている水だって、あとこれだけしかないと見るのか、まだこんなにあると見るのかで、気持ちや飲み方は変わります。時には発想の転換が必要だということです。
 さて、明日から春休みとなりますが、高校生の皆さんにとっては、ある意味、大晦日とお正月と同じような節目の時期です。これまでを振り返って、日田高定時制の生徒として何を身に付けたいのか、何をやり遂げたいのかを今一度思い描いて、思いを叶えられるよう元気よく前向きな気持ちで新しい年度を迎える準備をしておいてください。『やってみよう』の精神が何より大事です。大昔のローマの哲学者もこんな言葉を残しています。

『難しいからやろうとしないのではなく、やろうとしないから難しいのだ。』

 何かを始めなければ、動き出すこともますます難しくなります。山に登る前から、山登りはきついからいやだ、と言ってはいけません。きついか、きつくないかは登ってみてから言えることです。まずは、『やってみよう』の精神です。
 それでは皆さん、4月の始業式で元気に会いましょう。

                                            平成31年3月22日(金)

                                                 校長 河 野 仁 彦