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校長室

平成30年度 入学式 式辞
2018年04月10日

  春爛漫、ここ月隈の木々も新緑の芽を吹き、生命(いのち)の息吹と希望がみなぎる季節を迎えた今日の佳き日に、大分県議会議長 井上伸史様、同窓会会長 諌山洋介 様、PTA会長 宮崎隆生様 をはじめ多くのご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、平成30年度大分県立日田林工高等学校の入学式を盛大に挙行できますことに、厚くお礼申し上げます。あわせて、常日頃より本校にお寄せいただいておりますご厚志に対し心より感謝申し上げます。

ただいま、入学を許可しました160名の新入生の皆さん、入学おめでとう。教職員を代表して皆さんの入学を心から祝福し、歓迎します。

新入生の皆さんは、おそらく人生初めての試練であった入学試験に見事合格し、本日をもって、ここ日田の地で最も歴史のある日田林工高等学校の生徒となりました。これは皆さんの努力の成果とご家族をはじめ多くの方々の励ましと支えがあったからだと思います。そうした方々への感謝の気持ちと今日の感激を忘れることなく、これからの高校生活を充実したものにしてください。

本校は、1901年、明治34年に創立され、117年目を迎える歴史と伝統のある学校です。「敬愛 勤勉 創造」の校訓のもと、23,000有余名の卒業生を輩出し、地元はもとより全国ですばらしい実績をあげ活躍しています。

さて、皆さんも知っていると思いますが、校歌の中にも歌われている「咸宜園」を開いた広瀬淡窓先生が読んだ詩(うた)「桂林荘雑詠諸生に示す」の第2首を紹介します。

道(い)ふことを休(や)めよ 

他郷苦辛(くしん)多しと

同袍(どうほう)友有り 

自(おのずか)ら相(あひ)親しむ

柴扉(さいひ)暁に出づれば 

霜(しも)雪(ゆき)の如し

君は川流(せんりゅう)を汲め 

我は薪(たきぎ)を拾はん

口語訳は、

故郷を離れて苦労が多いなんて、そんなこと言うなよ

ここには志を同じくする仲間がいる

助け合いの楽しみも自然と生まれてくる

朝早く柴の扉を押して外に出ると、霜が雪のように積もっている

君は川の水を汲んできてくれ 僕は薪(たきぎ)を拾ってくるから

というものです。

また、「咸宜園」の咸宜は「ことごとくよろし」という意味で「身分制度のあった江戸時代に、どんな階級の出身者でも学ぶことが出来る学校である」と名付けられ、多くの若者が全国から集まりました。学ぶことに飢えていたのでしょう。

新入生の諸君、「君たちは、自分から学ぼうという意志を持っていますか?」ここ日田林工高校に志しを同じくする仲間がいます。互いに協力しあい、励まし合い自身の能力を伸ばしてください。皆さんには、頼もしい日田林工高校の先生方とご家族の支援と応援があります。応援を力にして、未来を切り開いてほしいと思います。

ここで、私から新入生の皆さんに心がけてほしい3つのことを伝えます。

一つ目は、「自分を大切にし、他人も大切にすること」これは淡窓先生の教えでもあります。相手を思いやり、優しい心で接し、多様な考え方や価値観を理解しようとする、広い心の持ち主であってほしいと思います。誰からも信頼され、誠実な人になれるよう、心がけてください。日田林工高校のよき伝統である「明るい挨拶・規律正しい態度」もその気持ちがあってこそ本物だと思います。

二つ目は、「学ぶことに喜びをもつこと」です。林業・機械・電気・建築土木の専門家としての一歩を踏み出した皆さん、勉強はやらされるものではありません。自らすすんで知識と技能の習得に力を入れてください。本校は、全国工業高等学校長協会ジュニアマイスターの称号獲得率と技能士の資格取得において大分県トップの成績を収めています。皆さんも知的財産である資格や検定試験に挑戦し、林工マイスター、ジュニアマイスターゴールドの称号を手に入れてください。

三つ目は、「プラス1の活動をすること」です。本校生は、部活動や専門部クラブ活動、ボランティア活動、生徒会活動に積極的に取り組んでいます。これらの活動を通して、達成感・満足感を味わい、協調性・責任感を育み、社会と地域に結びついた関係を構築してください。日田玖珠ならびに近隣の地域の活性化に向けた取組にも積極的に参加してほしいと思います。

最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。私ども教職員一同、「入学してよかった。入学させてよかった」と思っていただくよう、質の高い学習指導をはじめ、様々な指導に全力を挙げて取り組んでまいります。保護者の皆様には、どうか本校の教育方針をご理解いただき、ご協力とご支援をいただきますようお願い申し上げます。重ねて、PTA活動にも積極的にご参加いただきますよう、お願いいたします。

それでは、160名の新入生の皆さんが、日田林工高等学校の一員としての誇りと責任を胸に、将来の夢に向かって力強く前進し、大きく成長することを心から祈念し式辞といたします。

                                平成30年4月10日

                                  大分県立日田林工高等学校長 魚形幸助