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校長室

2学期始業式・式辞
2021年09月01日
おはようございます。校長の清永(きよなが)です。                                             
                                                                                                          
まずは、夏季休業中に、君たちが重大な事故や災害にあったり、大きな病気にかかったりすることがなかったことをたいへんうれしく思っています。
                                                                        
いよいよ2学期が始まります。2学期には、体育大会や月隈祭、そして、何より創立120周年の関連行事を行います。
一方、新型コロナウイルス感染が全国的に拡大しています。君たちには、本校のコロナ対策を十分に理解して実施することが求められています。ぜひ、コロナ対策と質の高い活動との両立を果たしましょう。
そして、本校生徒全員が、コロナ対策を十分に機能させることが、9/16から始まる就職試験に向けて万全の準備を行っている3年生へのエールになります。
                                           
さて、本日のあいさつのテーマは「1.1の精神」ですが、3点に分けて話すことにします。
君たちは、必要に応じてメモを取ったり、タブレットを利用したりして構いません。
特に3年生は、就職や進学の面接で説明できるようにしておいてください。
                                                  
まず、第1に、この「1.1の精神」の「1.0」は誰にとっても当たり前のことを示します。ここで言う「当たり前のこと」とは、授業に集中するとか課題を提出するとか、そういうことを表します。全校生徒が当たり前のこととして取り組むような内容を示しています。スタンダードと言ってもいいでしょう。
そして、残りの「0.1」は、それぞれの生徒の努力や工夫を表します。これは、オリジナルということになるでしょう。
つまり、「1.1の精神」とは1.0のスタンダードと0.1のオリジナルの融合ということになります。
                                                                                                                                                               
第2に、この「1.1の精神」の継続がどのような成果をもたらすかについて、着目してみましょう。パターンA・B・Cを見てください。いずれの場合ももともとの実力を1.0とします。
パターンAでは、毎日の努力で1月後には、1.0×1.1=1.1となり、2月後には、1.1×1.1=1.21、3月後には1.21×1.1=1.33となり、12ヵ月後には3.14になります。
パターンBでは、オリジナルの努力や工夫がなく、当たり前のことも十分にはやらない。つまり、-0.05を係数としています。その結果、12ヵ月後は0.54になってしまう。
そして、パターンCですが、パターンAの「0.1」をその半分の「0.05」にした場合でも、1年間で1.8倍ということになるわけです。
これは、まさに、「継続は力なり」ということを表しています。
                                                                          
「1.1の精神」の成果
                                                     
第3に、相対評価と絶対評価の違いについて確認しておきます。
君たちにとっては、相対評価の方がなじみがあると思いますが、例えば、定期考査などがこれにあたります。定期考査の場合は、他人との比較で集団内の個人の位置を測定する。そして、評価をするのは、客観的な第三者です。
                                                                                    
絶対評価の場合はどうなると思いますか?
絶対評価の場合には、比較の対象は過去の自分ということであり、自分の伸び率を測定する。この場合、評価するのは自分です。ここが大事なところです。そして、「1.1の精神」は絶対評価なのです。
                                                      
もちろん、相対評価と絶対評価の両方を我々は使い分けながら生きています。
しかし、これはぼくの実感なのですが、生きていく上で相対評価というのは、ほとんど機能しない。なぜなら、相対評価のためには、客観的な評価者が必要だからです。中間考査では考査を採点する先生が評価者です。ところが、実際の人生では評価者はいないことが多い。それぞれの人生をずっと見ている第三者はいないからです。
                                                                            
それよりも、我々がそれぞれ持って生まれた1人ひとりの力を伸ばすことに意味がある。それが、我々が努力や工夫をする理由である。生きていく理由である。こんなことを「1.1の精神」は語っているのだと思います。良く言われるように、我々には無限の可能性がある。今、開催されているパラリンピックを見ると本当にそういうことを考えさせられます。
ぜひ、君たちも自分の可能性を伸ばす具体的な0.1を模索して、探し当て、それを継続してください。
                                                                            
次回の校長あいさつは9/21の全校集会です。
資格取得の勉強とふだんの勉強との違いについて、考えておいてください。