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学校からのお知らせ

平成31年度 入学式 式辞
2019年04月09日

 入学式 式辞 

 春爛漫、皆さんの入学を待っていたかのように今年は桜が満開です。ここ月隈の地に希望がみなぎる季節を迎えた今日の佳き日に、同窓会会長 大分県議会議長 井上伸史(いのうえしんし)様、PTA会長 高橋進太郎 様 をはじめ多くのご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、平成31年度大分県立日田林工高等学校の入学式を盛大に挙行できますことに、厚くお礼申し上げます。あわせて、日頃より本校にお寄せいただいておりますご厚志に対し心より感謝申し上げます。

 ただいま、入学を許可しました151名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員を代表して皆さんの入学を心から祝福し、歓迎します。

 新入生の皆さんは、おそらく人生初めての試練であった入学試験に見事合格し、本日をもって、ここ日田の地で最も歴史のある創立118年目を迎える日田林工高等学校の生徒となりました。これは皆さんの努力の成果とご家族をはじめ多くの方々の励ましと支えがあったからだと思います。そうした方々への感謝の気持ちと今日の感激を忘れることなく、これからの高校生活を充実したものにしてください。

 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。私ども教職員一同、質の高い学習指導をはじめ、様々な活動に全力を挙げて取り組んでまいります。保護者の皆様には、どうか本校の教育方針をご理解いただき、ご協力とご支援をいただきますようお願い申し上げます。重ねて、PTA活動にも積極的にご参加いただきますよう、お願いいたします。

 さて、「咸宜園」を開いた広瀬淡窓先生のことを皆さんも知っていると思いますが、淡窓先生が幼いころより病弱で生死を分けるほどの大病を三度も乗り越えたことはあまり知らされていません。病弱なため家業を継ぐことができず多くの苦労の末、教育の道を志したのです。淡窓先生は次のようにおっしゃっています。「どのような人であれ、日々懸命に努力を続ければ、現在の状態や境遇を変えることが可能である。やがてそこから脱することも夢ではない。人は教育を通して次第に変わることができる。」と。教育の必要性を説いています。「咸宜園」は、身分制度のあった江戸時代に、どんな階級の出身者でも学ぶことが出来る学校として開校し、多くの若者が学びを求めて全国から集まりました。学びに飢えた若者たちが未来を切り拓こうと集まったのです。

ここ日田林工にも志しを同じくする仲間がいます。互いに協力しあい、励まし合い自身の能力を伸ばすことができます。今、ここにいるのは仲間であってライバルではありません。「ライバルは昨日の自分である。」と考え、仲間とともに成長してください。皆さんには、頼もしい日田林工の先生方と2年生3年生の在校生、そしてご家族の支援と応援があります。応援を力にして、未来を切り開いてほしいと思います。

 ここで、私から新入生の皆さんに3つの心がけてほしいことを伝えます。

一つは、「自分を大切にし、他人も大切にすること」です。相手を思いやり、優しい心で接し、多様な考え方や価値観を理解しようとする、広い心の持ち主であってほしいと思います。誰からも信頼され、誠実な人になれるよう、心がけてください。日田林工高校のよき伝統である「明るい挨拶・規律正しい態度」もその気持ちがあってこそ本物だと思います。

2つ目は、「学ぶことを楽しみ学ぶことに喜びをもつこと」です。林業・機械・電気・建築土木の専門家としての一歩を踏み出した皆さん、勉強はやらされるものではありません。自らすすんで知識と技能の習得に力を入れてください。知的財産である資格や検定試験に挑戦し、林工マイスターの称号を手に入れてください。

3つ目は、「継続する活動を持つこと」です。本校生は、部活動や専門部クラブ活動、ボランティア活動、生徒会活動に積極的に取り組んでいます。皆さんも継続して取り組める活動をみつけてください。その活動を通して、達成感・満足感を味わい、協調性・責任感を育み、社会や地域と結びついた関係を構築してください。

「自分を大切にし、他人も大切にすること」

「学ぶことを楽しみ学ぶことに喜びをもつこと」

「継続する活動を持つこと」の3つです。

それでは、151名の新入生の皆さんが、日田林工高等学校の一員としての誇りと責任を胸に、将来の夢に向かって力強く前進し、大きく成長することを心から祈念し式辞といたします。

 

                          平成31年 4月 9日

                           大分県立日田林工高等学校長 魚形幸助