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学校からのお知らせ

行事・活動)3学期が始まりました!(オンライン始業式 1/12)
2021年01月12日

 思わぬ臨時休業を経て、3学期が始まりました。12日の始業式は、本校初のオンラインでの実施となりました。関係の先生方から、式辞や諸連絡があり、その後学年集会を実施しました。

         

                       

        

◇3学期始業にあたって(校長)

 

 思いがけずとても長い冬季休業となりました。久しぶりに、友人や先生方と顔をあわせることができて皆さんも喜ばしいかと思います。私たち教職員も思いは同じです。

 さて、この期間中に、私はずっと気になっていた人物についてその著書やニュース等で探究してみました。その人物とは弱冠38歳にて台湾のITデジタル大臣を務め、トランスジェンダー大臣としても知られている「オードリー・タン氏」です。台湾のコロナ対策は特にそのスピードと実効性において世界的に評価されています。特にタン氏が主管した「マスクマップ」「実名制販売システム」は流行初期のマスク不足に的確に対応したものでした。政府が国産マスクを買い上げてすべての人に行き渡るように、ライン上で確認できる迅速性と利便性は国民に安心感を与えたことは勿論、秀逸なのは何よりも政府・政治への信頼を高めたことだと思います。また、彼女のAI(デジタルテクノロジー)に対する基本的なコンセプトは、「AIは人類の尊厳を脅かすものではない、ヒトを支援するものである」と定義されており、未来のAI社会を適切に導くことだできる資質と発想を堅持している人物だと思います。

   特に、タン大臣を特集した記事の中で「ドラえもん」に触れた話が印象的です。

・ドラえもんは未来の子孫から受けた使命は、「のび太を社会になじませること」であり、未来の道具を   活用して、のび太をしばしば助けるが、基本方針は「あくまでも自力で解決すること」。

・のび太はしばしば嘆く。「(道具を使って)、こんなはずじゃなかった!ドラえもん、元に戻してよ」

・「あんなこと、いいな。できたら、いいな」と憧れるものの、未来の道具の活用が必ずしも(のび太の)  幸せや満足を約束するものではない」

 

 2学期終業の挨拶に、「冬季休業を利用して自分をリセットしてほしい」と皆さんにお願いしました。「気分転換や英気を養うこと」を表すリフレッシュではなく、「思考やメンタル、行動原理を立て直す」という意味で「リセット」というワードを使いました。

 3学期の開始にあたって、「他者を支援する」という行動指針を共有しましょう。3年生は目前に卒業そして社会参加が迫っています。自分のことを整理するだけで精一杯かもしれません。2,1年生はさらに上級学年に向けての学びや鍛錬が続きます。しかしながら、今後も続くコロナ禍において「学校(対面)」という共同の学びと生活を進めなければならない私たちには、自分だけが自由で安心なのではなく、他者の自由や安心にも支援しなければなりません。また、未来に向けてどんなに社会が刷新されようとも、タン氏が有している「お互いの弱さを共有する」目線を忘れずにありたいと思います。

 

令和3年1月12日(火)