
学校からのお知らせ

1月14日、3年生を対象とした保健講話が開催されました。
毎年3年生の講話は、若い人の自殺予防を目的として、日出町役場と共同して開催しています。
はじめに、日出町保健福祉課 福本あゆみ 保健師さんより、全国と大分県の自殺者数の状況や、
「ゲートキーパー(悩みを抱えている人に、声をかけや話を聞くなどして、支援をする人々)」についての説明をしていただきました。
福本さんのお話の中で、「1年間での自殺してしまった人数が、その年の交通事故で亡くなってしまった方より多い」というお話に、生徒も驚いていました。
つぎに、現在スクールカウンセラーとして活躍されている、臨床心理士の稗田真由美先生より、「こころの健康」について、お話しをしていただきました。
思春期のこころの特徴や、ストレスが溜まってしまった時の心身への影響について、分かりやすく伝えていただきました。
とくに稗田先生が強調されていたのは、「自分が悩んでいる時、信頼できる誰かに相談する」という事です。
最近でこそ、こころのケアについて、社会的にも重要性が叫ばれるようになりましたが、まだまだ支援が薄い部分も多い状況です。
そんな中、今日の講話で学んだ、「誰かに相談することや、誰かが困っていたら、声をかけてあげる」ことを是非、胸にとどめておいてほしいと思います。
3-2 岩尾さんのお礼の言葉
大分県では、こころの悩みなどについて、相談先を紹介しています。そちらもぜひ活用してみてください。https://www.pref.oita.jp/soshiki/10400/kokoroinotisoudan.html
最後に
この講話にて、本年度すべての講話が無事に終了しました。
今年は、コロナ禍により、講師の先生方をはじめ、様々な方にご尽力いただき、執り行うことが出来ました。本当にありがとうございました。
感染症対策と同じくらい、生徒に直接、健康についての学習をすることは大切だと考えています。
今後とも引き続き、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。